境界線までの旅路を、君と。
@Raikkonen1
序
ルーシ国における本著出版にあたって
この本は多くの人々の惜しみない助力の上に成り立っている。本来なら列宿の如き協力者諸氏全員の名前を挙げて深甚の謝意を表するべきであるが、それではすぐインク壷の底が見えてしまう。仕方なく次善として、特に重要な役割を果たしてくれた数人の名を読者諸氏の供覧に付することとし、以て関係者各位へのご挨拶に代えたい。
ルーシ第二王立出版社のレオニード・ウラジーミロヴィチ氏。拙作の出版を企てるにあたり、献身的な貢献のあった貴殿の名を筆頭に挙げる。
わが最愛の親友であり、よき理解者のトーレニカ。結婚おめでとう。美人の細君にもよろしく伝えておくれ。
某喫茶店の店主と給仕の皆さま。毎週安息日に朝から晩までコーヒー一杯で居坐っていた僕をどうぞお許しください。
もう一つ、この場を借りて個人的な伝言を。ただでさえ少ない紙上をこのような私事で蚕食することに、有徳の人士は眉を顰めるかもしれないが、少しだけ、私の我儘に目をつむって頂きたい。
約束通り、手紙を送る。届いたのなら、返事がほしい。
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