ＳＦ要素に加え、ミステリ要素、恋愛要素、バトルとかなりの種類に富んだ小説です。

女子高生のおみ足を求める変態の最期までぶれない変態性と、自らと向き合うという重厚なテーマ
ある意味因果応報な最後は、よくある小説と違ってご都合主義ではないなあと思いました。

何やら不穏というか、いっそ不気味とさえ思えるような冒頭から引き込まれました。その中でも一際映える神木さんの変態っぷりが笑えました。

女子高生が遭遇する奇怪な出来事はもちろんですが、幼なじみとその彼女のやりとりの切なさが読者にも生々しく伝わってきて素直に感心しました！そして、クライマックスのアクションシーン！どこを切り取っても素晴らしい作品だと思います。

最初から最後までブレない神木さんが素敵（笑）もっと読まれるべき秀作。現代アクションのジャンルで何を読もうか迷っている方におすすめです！

異形の者と戦うアクションもの。

文章や構成、その他設定やストーリーなど、全体的にとっつきやすく好感が持てました。ストレスなしで読み進めることができる作品で、最後まで一気に読んでしまいました。この軽快なテンポ感は素晴らしかったです。

またシンプルでありながらも描写は丁寧であり、作中の状況をすんなりイメージすることができる作品です。これはコミカライズしやすい作品だと感じました。なんだか続編が書けそうな終わり方だったので、続編は是非とも絵とセットで楽しみたいです。

JKの生足が好きの方もそうでない方もこの作品を読んで損はないです。オススメです。

　女子高生の前に突然現れたのは、いかにも不審者然とした自称公務員の男。しかも軽薄そう。
　それは主人公の日常が突然、非日常に変わる瞬間だった。

　異形の化け物を相手に戦うアクションものでありつつ、キャラクター達の軽快なテンポのやりとりと、心の機微が見せる人間ドラマも楽しめます。

　ぜひ莉音ちゃんの今後の話も読んでみたいです。