金は血液
先日、レジで金額を告げられて財布を開いたら全然お金が入っていなかった。足りたので良かったが無かったら恥ずかしい目に会うところだった。
いつの間にお金を使ったのだろう。帰り道お金についてぼんやり考えた。
金とは何か。その時一番しっくりしたのが血液だった。
無いと死ぬ。使って循環させないと死ぬ。死ぬとは当人にも、市場にも、国にも言える。
不慮の事態で出血があるので、ある程度備えたほうがいい。
かと言って貯めるばかりではなく、考えて使わないと脳梗塞になる。
大富豪が突然死ぬと血族の中で大動脈解離の様に金が暴れ回って一族を死に至らしめる。
首筋がむず痒くなったので考えるのをやめた。自分に子どもが生まれて、お金とは何かと聞かれた時、未来の私は何に例えてお金の重要性を説くのだろう。これから生きる為に税金を振り込みに行く。
書いていて思い出したが、「国民の血税」と聞く事がある。税が血なのか、金が血なのか、合わさって初めて血になるのか。財布は輸血パックなのか。血とは何か。考えは尽きそうにない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます