仏の顔も・・・
高槻 京
序章
6連勤で仕事する時もあるが、たまたま休みがうまく取れたので、どこかに出かけてみようかと思った。たまには息抜きしてもいいし。
縁起のいい方角に行ってみるか。調べてみると奈良の方向がいいようだ。
気になって調べてみると世界遺産もあるし、観光スポットたくさんあるじゃないか。ちょっと面白そう。
寺社仏閣をめぐるなら、御朱印帳もあった方がいいな。
昔小学生ぐらいのときに始めたけど、持っていくのを忘れて以来止めてしまったので、これを機に再開してみよう。
酒蔵も多い。むむっ、ワンコインで利き酒ができるだと?!
これは行くしかないでしょう。
同じ近畿圏でも、近くて遠い奈良。日帰りだとしんどいけど、泊りでもいいんじゃないだろうか。
風情のある旅館もいいけど、交通の便を今回は重視して駅チカホテルに決めた。
仕事が終わり、一度家に帰って荷物をもって奈良に向かう。
次の日は朝から出かけようじゃないか。
電車に乗り、目的地の駅に向かう。駅から距離はあるけれど、4ヶ所ほど巡る予定。ガイドブックに載っているモデルプランでは半日コースとなっている。
バスに乗ってもいいんだけど、とりあえず歩いた。
20分ほど歩いていくと、最初の目的地のお寺が近づいてきた。まだ朝早い時間だから土産物屋はまだ閉まっていた。
無料でガイドをするボランティアの方もおられたが、自分のペースでゆっくり見てもらうつもりだったので、お断りした。
拝観料を払い中に入る。3ヶ所回れるようだ。
国宝や重要文化財もたくさんある。じっくり見て回らないと。
朝早い時間だから人が少なく、貸し切りのような感覚。贅沢な気分を味わった。
御朱印所があったので、新調した御朱印帳の出番だ。書いてもらっている間、待っていると、できたと声をかけてもらった。
「ここに書いたものは・・・」と説明を聞いていると、高校時代の学園訓だったのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます