　ここ数日の凍える寒さがたたってか風邪を引いてしまった。

　まだ初期なので、なんとかバファリン先生くらいで食い止めたいところ。

　日々健康に気をつけ、外出するごとにうがい手洗いを徹底し、乾燥する冬場は加湿器をつけ、湯ざめに気をつけ、ちゃんと食べて寝ていても引くときは引いてしまう。

　もうこれは仕方ない。

　せいぜい、猛威をふるっているインフルエンザやノロでなかったことを幸運に思うしかない。

　さて、いざ引いてしまってから思うことは

「病気になったら、私が一番最初に気をつけることは何かというと、１日中、病気のことで頭をいっぱいにしないことである」

　である。宇野千代先生のお言葉。確かにね。考えたってどうしようもないしね。

　かといって、外は吹雪。横殴りの雪を見ただけで「あ、マヂ無理。さよなら」という気分。

　どうせ薬を飲んで寝ているのなら、病気を忘れるような楽しい妄想をしていたい。

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