第145話 時々無性に読みたくなって、実際に読みかえす小説




 私は活字中毒ではないが、時々無性に読みたくなり、実際に時間をつくって読んでしまう小説が幾つかある。

 ソウルフードならぬ、ソウルブックとでもいうのだろうか。

 何度読んでも面白く、感慨深く、心に染みいる本。間違いなく宝物である。


 私の場合は以下の通り。


 ・夏目漱石「こころ」

 ・川端康成「千羽鶴」

 ・中島敦「山月記」

 ・太宰治「魚服記」「走れメロス」

 ・芥川龍之介「地獄変」

 ・三島由紀夫「金閣寺」「豊饒の海」

 ・江戸川乱歩「孤島の鬼」

 ・田村とし子「生血」

 ・平林たい子「施療室にて」

 ・檀一雄「光る道」

 ・宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

 ・シェイクスピア「ハムレット」


 などなど。


 ファンタジーだったら、なんといっても「ロードス戦記」と「十二国記」。

 もう何回読んだかわからない。私の中の国産ファンタジー観は、この二つに依るところが大きい。

 ちなみにロードス島戦記は、「ロードス島伝説」「新・ロードス島戦記」や外伝も読んだが、繰り返し読み、現在でも所持しているのは「ロードス島戦記」のみである。


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