『山の魔王の宮殿にて』(The Witness感想)

 いや

  誰が

   解けんねん



 と思うが、しかし俺は『スーパーマリオワンダー』「バッジ・オン・パレード」をクリアした男。やればできる。やればできるのか。本当ですか。これおいお前マジかという感じです。今までとは桁が違うでしょ。これは。桁というか、レイヤーというか。。なあ。聞いてんのかお前。聞いてはないのか。そうですか。ハアー。うーん。いや、こればっかやってると人生破滅しそうなので、もうちょっと後回しにします。でもいつかはやる。以上、The Witness感想でした。



 昨日ちょっと面白いことがあった。


 俺のバイト先の一つは、かつて(というのは2020年より前のことだ)は出勤日の一部をテレワークにすることが全く制限なく認められていた。基本的には行ったほうが楽なことも多いので行っていたが、時にはテレワークにしていた。

 ところが逆転現象って感じだが、2020年のコロナ禍を経て、テレワークをする場合には申請が必要になった。で、⚪︎日はテレワークにしますね〜って軽く言ったら、「申請されていません!!」とか事務に言われた。いや待ってよと。これは別に、コロナとかとは関係なくて、元々、原初のバイト契約の時にOKだったというか、それがアリだから契約した権利というか制度というかを単に行使したに過ぎないのであって、あんたらとは関係ないんだよ。俺と会社の契約の問題なんだから。黙って通さんかい。って言ったところ、まあ、そういう権利があるのは事実なんだが、テレワークというものがその当時よりも普及した現在、テレワーク関係は一律この申請を通さないとできないってことになってしまったんだと。制度を一本化したんだとこう言う訳ですね。まあ、ギリギリ筋が通っていなくはないが、しかし、だからといって俺が今回申請しなかったことに非があるとは言わせねえぞ。なんとなれば、元々俺がテレワークをする権利というのは、テレワーク以前からあったので、名前がそもそも違うんすよ。まあだから、「e-work」みたいな名前が付いてたのよ。で、「テレワークをしたい時は申請してください」ということは言われてたかもしれんが、「それに伴ってe-workは廃止になりました」とは言われてないから、e-workをしようと思って申請しなかったことには俺の考えでは問題ないと思う。だから、あんたらは、「実はこういう事情でe-workというものとテレワークは合併しており、そのことをお伝えしてなくて申し訳ありませんでした。しかし、制度上こういう変更がありませんでしたので、改めて申請をしていただけませんでしょうか」とか言うべきであって、「申請されていませんが!?」みたいな言い方される筋合いはないと思う。というようなことを言って当時喧嘩したのをよく覚えている。この日記に直接そういうことを書いたかは忘れました。書いたかもしれんな。


 それを根に持っていたのかどうか知らんが、なんか封書が届いたと思ったら、「テレワーク制度変更について」ということが懇切丁寧にA4両面印刷で3枚に渡って書かれており、要約すると、「単にだるいとかの理由でテレワークをするのは不可とします」ということであった。つまり、出張するが出張先でも会社内の労働は一部しなければならないからテレワーク、とか、外国の人と打ち合わせをするが、時差の関係で勤務時間を変更せねばならず、その時間に会社を開けると余計に予算がかかるからテレワーク、とかそういう、テレワークをすることでむしろプラスになるとか、圧倒的マイナスを打ち消せるとかいう事情があるならともかく、他の理由はダメだって言うわけね。


 いやいやおいおいこれは話が違いますよと。元々e-workという制度があって、これとテレワークは制度上近しいので一本化した。ここまでは飲み込んだ。でも、e-work自体には、回数の制限こそあるものの、理由の制限って一切なかった。やりたい時はやっていいよ、その分交通費は出さんけどくらいの制度だったはずである。こんなこと言われる筋合い、マジで一切無いが!? ってムカついて、それで昨日、ちょうどそのバイト先の納会みたいなのがあったので行ってきたわけ。


 で、この不満を言ったところ、事務ではない、現場に出る社員の人が、「いやまあそうは書いていますが、なんかしら理由をでっちあげて言ってくれれば、不可ってことはないと思いますよ」と言う。あのなあ。ンなこた分かって言ってるんだよ。こっちは。


 第一に、当時権利があったものが失われている。

 第二に、こういうのってだんだん「運用でどうにか」みたいなのが失われていって、最終的に証明書もつけて出せみたいなことを言い出してくるので、食い止めるべきである。

 第三に、仮に「なんかしら理由をでっちあげれば」OKという運用がずーっと続いたとしても、これまではなんら良心に恥じることなくe-workが出来ていたのに、今後は、実際はそんな超メリットはないと思っているのに、理由を「でっちあげ」て、つまり究極的には嘘をついて申請を出さなければe-work相当のことができないことになる。これは人道に悖る。


 って言ったんだが、これがねえ、まあ俺の理想としては、「雅島くんの言ってることは良くわかる。制度を元に戻そう!」ってなるといいなと思うわけだが、そうはならんやろとは思っていて、しかしせめて、次に制度改変をしようと思った時に、「あーまた制度改変をしたところ、あのデブが来て延々と捲し立てるのかあ。で、俺が対応するのかあ。いやあ、そのダルさと、今ここで制度改変を防止しようとするダルさ、比べてみると、まだこっちで反対票を入れたほうがマシかもしれん。そうするか」くらいの判断に繋がらんかなという一縷の希望を持って言っている。

 で、これらが仮に叶わなかったとして、されたい反論というか、まあ、聞いてやってもいいかなと思うのは、「元々のe-workという制度自体が誤りであって、これは時代や状況にそぐわなくなってしまったのである。昔は電車でタバコが吸えたが今は吸えんのだ。牧歌的な時代にはテレワークの効能も弊害もわかっていなかったが、今やわかった。だから正した。それで現契約と違う、納得いかんというのは、いまだに飲食店でタバコ吸いたいつってんのと同じだ。時代が変わったのだ」とか言うなら、まあまあ二千歩譲って、この場は引き下がり、その事実を以って今後契約するかどうかを再考すれば良いことである。


 言ってる意味がわからないと言われたのよ。びっくりしたよ俺ぁ。


 つまり、現にテレワークができるんだから権利は失われていない。運用の変化がいかに進んでも、その権利が無くなる状況は考えられない。そして、という。いやダメやろがい。なんならそこが一番ダメだろくらいに思っていたので、俺はとても驚いた。


 最悪ルールがそうだというなら、権利がなくなったこと自体は、受け入れるか、受け入れずにやめるかすれば良い。しかし、権利行使するために恒常的に嘘をつかなくてはならないっていうのは、それは変だろ。恒常的に嘘をつかざるを得ない状況はダメだよねえ。いや今はパチンコの三店方式の話はしてねえよ。


 今までは球はデポジットっていうか、現金で何玉か借りてたわけだね。で、これを返した時に、仮に借りてた時より何玉か増えてても、店側はその増減には関知しないで、返した分、現金を返却する。というシステムで今までやってたが、それはなんか賭博に相当しそうだからダメらしいということになった。

 ほったら、現金で玉を借りるところまでは一緒だが、それを現金で返すことはできなくなったワケ。でも、玉をポイント化して、景品と交換するのはまあいいでしょう。そこで、景品として、カードかなんかを交換する。このカードは、最近とある市場ですごい安定的に取引されているので、古物商にはめっちゃ売れる。たまたま店の近くに古物商が出来たから、そこで売ったらいいですよ。

 ってシステムになったとして、古物商にこのカードを売るときに、「ああ今俺は賭博による対価を得ていて、法に反している……」と思うか? って言われたらまあ思わないよ。じゃあそういうことか。今分かったわ。


 昨日の夜には分かってなかった。つまり、社員的には、三店方式を利用するのに良心の呵責がとか、人道に悖るとか言われてもだよなあって気持ちだったわけね。ここを捉えてなかったので、かなり伝わらなくてねえ。むしろそれを聞いてる事務方のほうが多少理解していて、「つまりそれは、雅島さんがとても真面目ってことで……」と謎のフォローを入れていた。なぁにが真面目じゃい。字義通り性を発揮していて……と言わんか。


 いやとにかく、この感覚伝わらんのか〜と思って、それがちょっと面白かったなという話ですが、伝わらない理由が明白になってしまうと、なんか逆に味気なくなりましたね。幽霊の正体見たり枯尾花みたいな。ちょっと違うかも。人間同士だから通じ合いたいという気持ちはもちろんあるが、実は個と個というのはどこまでもふかぁく断絶しているんだという世界観にもちょっと魅力を感じているところがあって、そういう事象が発生するとちょっと興奮しちゃうんだが、理由が言語化されると、断絶の程度がなんか浅くなっちゃうじゃあないですか。そういう感じ? まあでも日記書いてトータルとしては良かったと思います。


 2024年03月27日 09時17分の測定結果

 体重:105.70kg 体脂肪率:34.20% 筋肉量:65.95kg 体内年齢:52歳


 自分の言い分が分からないことが不思議だったが、それは実は鏡写しであって、説明の仕方を変えるべきであった。同じこと言ってたらそら伝わらないですね。後でメールしておきます(嫌がらせ)。それではまた。

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