1回目だけ面白いことがあって不思議だったよな
朝がっつり寝坊したので、なんか出勤する気を失くして、クビになった方の職場に出向いた。いや一応それが可能な権限と理由はあってね。パーフェクトノーアポイントメント、ノーパーパスで行ってたら逮捕モノだが、入室も可能だし、「そのうち」とは言ってたが年度内にやった方がいいこともあるので、まあ、ギリギリ正規の作業という感じ。かなりスレスレ。
それで、そっちの職場での作業をしていたら、本当に唐突に、むかーーーーーしどっかで書いたが「思考時間0しりとりって面白い」ということを思い出した。思い出したのだが、あん時って30歳くらいですかねえ。今は多分もうあんまり面白くないであろう、というかどうやってやったらいいかすら分からないなと思った。これはちょっと前に書いたが、今や、『くるみ』で何が刺さるかと言うと、「本気で笑うことも少ない」の部分になってしまったのであった。そうだねえ。もう「ああいう感じ」のおもしれ〜! は無くなってしまったのかもしれぬなと思った。
ただそれに付随して、より太古、具体的には30年前くらいのことも思い出した。というのは、我々が「やぶれたー」(「破れた/letter」に由来するのであろう)と呼んでいた遊びがあった。今のボードゲームでいうと「じゃれ本」に近いが、複数人で紙を折って、各々「いつ」「どこで」「誰が」「何をした」を書く。すると、「昨日」「トイレで」「雅島くんが」「おしっこした」という、まあ、そんなに面白くない文が、「江戸時代」「レストランで」「先生が」「おしっこした」みたいになって、まあこれも別に面白かないんだが、江戸時代にレストランはないよーとか、先生がおしっことか、レストランでおしっこすなとか、そういうのが複合してめちゃくちゃ笑った記憶がある。ところがその、なんつうのかなあ、一種トランス的に面白かった遊び、もう今すぐもっかいやりたい! とまで思ってたあの遊びも、飽きるんですよね。2回か3回やると。ということで、39年生きてきて、多分この遊び3回とかしかやってないと思うのであるが、その「1回目」の炸裂するような面白さがまだ心に残っていて、こう言う時に蘇ってくる。
他の「1回目」は覚えてないが、でもなんか、こういうことが何度かあった気がするんだよな。「あの日あの空気」の時にはゲボ吐くほど面白かったのに、それがどうしても再現できなかったことが。そのように考えると、やっぱ一度目の鮮烈さというか、今まで気づいてなかった新たな何かというのは凄い。でも、2回目以降は「普通」くらいまで落ちる。3回目ともなると、「退屈」となってしまう。この話ってもしかしたら俺の30代のテーマなのかもしれない。
「乗算の交換法則を無視した採点」とかがバズると、それにコメントがつくじゃあないですか。で、そのコメントというのを、皆さんはかなり正確に予想できるだろうし、実際その予想は当たっている。これはそのだから、インプレッションを稼ぐためにコピペなどをして、その結果一致したコメントの話ではないですよ。生身の人間が、各々思考を巡らせてコメントした結果、思った通りのコメントがそこに並ぶよねという話である。かつてFacebookには「超いいね」とかがあって、うぜ~と思ったものであるが、実はそれで良かったのかもしれない。人間の反応にそんなにパターンはない。何個かに絞られてしまう。何個かしかないのに100個くらい並ぶ。いやそれ2つとか3つとかで良くないか? と思う。
でも「1個目」というのは必要であって、これも最近折に触れて書いているが、「博多天神1回目問題」と名付けた問題がある。「博多天神って変な名前なんですよね」情報は、2回目以降は「うるせ~」と思うが、1回目だけはまあ聞ける。問題は、相手が1回目かどうかを判別する術が少ないということで、これが難しいのは、博多天神に関しては別に黙ってればいいが、「フロッピーディスクのアイコンによって「保存」を意味する」なんてもう百回聞いてるだろうな~と思ったらマジで知らないみたいなことが起こり得てしまうんだよね。といって、じゃあ、「昔は携帯電話が無かったので、恋人に電話をする時は自宅の固定電話にかけるしかなく」みたいなことを懇切丁寧に説明すると、「もう百回聞きましたうるせーなオッサンは、話題1個しかねえのか」と思われることも当然あるわけ。どうすりゃあいんだよ。
それこそ、なんかでバズった人がいて、それを「1回目」に見た時は、面白く、素敵な発想であるなあと思ったりもするが、人間というのは残酷なもので、それの模倣、あるいはその人自身が似たようなことを繰り返していると、「まーたやってる」「二匹目のどじょう狙いか」みたいな感じになることもあって、いや他人ごとみたいに言ってるが、正直に言うと、俺は結構そう思っちゃうんだよねえ。いやそんな、人を傷つけるような言い方はしないけど、自分としては「もういいかあ」と思って、なんかちょっと勝手にブロックしたりしてしまうと。とんでもなく了見が狭い人間である。
一方で俺自身はずーーーーーーーーーーーーーーっとおんなじ話をし続けている。まさにこの話がそうじゃんね。ながーく読んでる皆さんには見覚えがあるでしょう。それなのに他人に何を文句言ってるんだと自分でも思う。
いやまあ、別に人間多様であるから、どういうタイプの人間がいたっていいだろという気持ちもあるが、一方で、適応的にふるまえるんだったらそうした方がいいよねという謙虚な気持ちもこれ、ある。実際がところ、世の中の皆さんはどう考えられてはるんでしょうか。「博多天神って実は変な名前なんですよ!」って、n回教わったとして、何回目からキレますか。あるいは、キレていいのですか。万回でもダメなような気もするが、伊集院光は3万回でキレてる。まあ3万回だったらキレるかもねえ。うーん。いやそりゃ誰がどう考えてもキレる方が悪いが、でもそっちの立場に立ったら「こらしんどいよねえ」と思うのは何回目くらいからなのかというか。
2024年03月19日 08時53分の測定結果 体重:106.00kg 体脂肪率:34.20% 筋肉量:66.10kg 体内年齢:52歳
2024年03月20日 10時12分の測定結果 体重:105.20kg 体脂肪率:34.90% 筋肉量:65.00kg 体内年齢:53歳
2024年03月21日 10時58分の測定結果 体重:105.70kg 体脂肪率:34.40% 筋肉量:65.80kg 体内年齢:52歳
というような、特段落としどころのない話を書き始めて、なんかおさまりが悪くて日記を更新していなかったが、このまま止めているとまずいので、一気に報告して終わりにします。明日は午前中だけ仕事で、午後からは暇な予定なので、そこから自宅の方の整頓をして、Disney+で配信されているらしい『SAND LAND』を見ながら久しぶりに運動をしようかなという殊勝な気持ちでいます。今日は? 今日は……もうちょっと仕事があるので、まあ、それ終わって元気だったらですかね……。それではまた。
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