人生ではじめて労使折半の保険に入ったぞ!!!(2024年1月9-11日の日記)

 1月9日、「マジ」の仕事始め。8時から労働。20時半終了。1個原稿投稿完了(主著者が)。疲れた。長い。寝た。


 2024年01月10日 11時37分の測定結果

 体重:102.60kg 体脂肪率:32.70% 筋肉量:65.50kg 体内年齢:49歳

 

 1月10日〆切の原稿が、24日まで〆切延びた旨連絡くる。まあ、今日出してもいいくらいは直してあるが、それならじゃあ前の職場の人に任せようか。もともと水曜日の午前中は、しばらく、「働こうと思えば働いてもいいのだが、サボろうと思ったらサボっても良い時間」として運用している。そういう時に働ける人間がいるであろうか? いやいないね。ということで、昼近くまで寝て、午後から労働。18時頃終了。一応レイドアワーに行ったのだったか。


 2024年01月11日 08時16分の測定結果

 体重:102.50kg 体脂肪率:34.00% 筋肉量:64.15kg 体内年齢:51歳

 

 そして運命の1月11日。この日に人生が変わった。


 今の雇用契約でいうと、一番給料をくれているのはA社である。月給制である。といっても、A社からの給料だけで生活するのは全く不可能であるし、おそらく2024年度末で雇い止めに合うであろう(無期雇用転換権が発生する前に契約を切ると思われる)。まあとにかく、このA社は、実は昔事業規模に対して人員数が少なすぎるということで指導が入ったことがある。それで、だから、俺というのはほぼ実質的に「人数合わせ」で雇われている。ということで、副業OKどころか、週の勤務日すら勝手に決めていいことになっている。で、週に4日働く設定にした場合は、健康保険に加入していいということになっている。ただし、当然だが、週に4日働く設定の場合は週に4日はここで働いていることになっているわけで、重複勤務はできない。そうすると、平日働けるのはあと1日だけということになるわけだが、1日だけバイトするのでは到底生活できない。いやまあできないこともないが、たとえばジムに通ったり、野菜中心の食生活を営むということができなくなるかもしれない。まあ今そういう生活をしてないけど。じゃあ別によくねえか? よかったかもしれない。よく考えるべきでした。


 話が逸れたが、とにかくA社で健康保険に入ることは、可能ではあるが、デメリットも大きいので、これまで入ってなかった。


 ほんで、これは前からカミングアウトしているが、金曜日は大谷地という札幌市東側の果てでパソコン教室の先生をやっている。時給制ではあるものの、春とかに担当クラスが決まったら大体1年間はクラス数変動しないので、実質的には月給的に給料が入る。


 あとは、あちこち(主に札幌の「果て」でバイト先を見つける修正があり、大谷地は東の果てだが、北の果て(麻生)と南の果て(真駒内)にもバ先がある。近くで働けばいいのになあって自分でも思う)でシフト制ぽいバイトがある。シフト制なので、シフトを入れれば働くし、入れなかったら働かないが、まあシフトゼロにするためには基本的には辞めないといけないので、週1〜2日くらいはこういうバイトをしている。


 このシフトの空き時間を使って、なんていうんですかねえ。まあ、成果報酬制みたいな労働をしている。これは、究極的には「ドモホルンリンクル・マンを絞って得たドモホルンリンクルを卸す」ことによって得られる収入ということになるのだが、ドモホルンリンクル・マンの仕入れ、世話、【器具】の発注、調整、改良……などなど様々な労務で構成されており、時々は椅子を直したりする。最近の「原稿」と言ってるのは、主に全国ドモホルンリンクル協議会みたいな機関が実はあって(ここで言っているドモホルンリンクルというのは、再春館製薬が発売しているドモホルンリンクルとは全く関係のないものなので、全国で協議することもあるんです)、そこの機関紙に書く原稿の。あとは全国の同好の士とか、【器具】ユーザーに向けての同人誌みたいなのとか。

 で、この「卸し」をする上で、まあ組合に入ってないといけないわけですよ。だから形式上は農協みたいなところに加盟して、最終的にはそこにドモホルンリンクルを卸す。卸した量と品質に応じて収入を得る。重要なのは、「ドモホルンリンクルの売買」みたいな話にすると、なんか色々あるみたいなのよ。インボイスとか? 知らんけど。ということで、「ドモホルンリンクルの卸値とちょうど同じくらいの時間、時給制でその施設で労働したという建て付けにして、その分の給料を支払う」という形で労務契約を結んでいる。


 一応言っておくが、上に書いたような労務契約は本来的には違法とかかもしれないので、実際になんかを経営する人は参考にしないでください。本当はもうちょいシンプルな話なのだが(もちろん違法性もないのだが)、そのシンプルな話をシンプルなまま書くと、「その業務形態ってことはこの会社か?」ってバレそうなので、書いてないというだけです。比喩です。


 というわけで、農協と俺は、俺の感覚でいうと全く別組織なのだが、ハタから見ると、農協に俺が「所属」しているように見える。ここまでいいですか。ここで少しややこしい話をすると、俺が降ろしているドモホルンリンクルは、農協にも漁協にも卸せる。その時々の買取価格によって農協に卸すか漁協に卸すかを決めているわけだが、そうすると漁協にも「所属」しておいた方が良いことになって両方に所属している。こういう感じで暮らしていたと思ってください。


 で、ことの起こりは11月。この話でいうと、じゃあ農協てことにしとくが、農協から通達が来たわけね。今年はなんかコロナも明けたし、インフレも進んでるしで、コメとかイモとかを買ってたら、ドモホルンリンクルを買う余力が無くなった。よって、12月以降は、週に3時間労働したと看做す分だけのドモホルンリンクルを買うことにする。また、3月は取引を一切停止する。


 いやいや。まずドモホルンリンクル自体の生産量ってのは、そう簡単にコントロールできるものじゃあないわけですよ。ドモホルンリンクルで喩えた俺が悪いのだが、これ同じことコメで言ったらめちゃくちゃでしょ。つまり、12月に卸すコメの量についてなんやかんや言うならせめて夏、種籾を撒く時に言ってもらわないと困るわけですよ。種籾を撒く時に言われたって困るが、11月にもう収穫するぞ〜したぞ〜って時に、12月以降はこれしか買い取りませんって言われても無理ですよって話になる。


 で、しかし、ない袖は振れぬという。じゃあもう悪いけど、農協とは取引切って、漁協に全部降ろそうかなと思った。したら漁協の方では、今ドモホルンリンクルが売れまくって困ってるので全量買い取らしてくれという。なんなら農協に卸さないなら専属契約ということにしてもいいよというので、じゃあそうしてくれと頼んだ。で、さっき書いたが、これは「ドモホルンリンクルの売買」の契約ではないのよね。書類上ね。「ドモホルンリンクルの売却額に相当する時間給を、漁協で労働したとみなして時給を支払う」という契約なのよ。で、今の「売却額」を漁協の賃金制度に当てはめて考えると、21時間相当の労働ということになるらしい。俺としては別にどうでもいいんだが、21時間を超えると、雇用保険の加入が必要になる。あー、それは確か2023年2月〜3月の労働の時もそうでした。雇用保険に入ると、ちょっとだけ給料減るんだが、まあ、保険は保険だからね。他のバイトもあるから、失業等給付を受けられないので、あんま意味ねえというのはあるんだが、いっすよ〜って言って加入した。この手続きに時間がかかりそうなので、12月は「(予定されていない)残業」という形で対応することになっていた。つまり、週20時間以上労働することが確実だったら保険入ってないとダメだが、そのつもりはなくてたまたま残業で対応したって話だったら保険入らなくてもいいと(これもなんか違法性がありそうな気がするね。この話はフィクションです)。それで給料は保証しておいて、その間にこの手続きを進める。そういう感じの話になった。


 で、1月1日からは、晴れて俺は漁協専属ということになり、「週21時間労働を行う」人間となった。ところ。なんか、保険証ができたので取りに来いという通達が来ていた。多分1月9日はもう来てたんだが、普通に忙しかったので取りに行ってなくて、11日の朝から仕事して、夕方のWeb会議が終わって、ほんでぽっかり時間が空いたので、漁協に出向いて保険証とやらを受け取りに行ったのであった。


 したら、なんか雇用保険の加入証って、これは1回もらったことあるから知っているが、紙ペラなんスよね。なんかのコピーなんでしょうか。それだと思ったら、普通になんかあのー、いわゆる「保険証」。プラスチックのカードと、説明書みたいなのを渡された。え、ええッ!? これって、雇用保険の保険証じゃあないんですかっ!? って聞くと、健康保険だという。


 前の時は「2ヶ月以内の短期労働」だったから健康保険は入れなかったが、今回は2ヶ月以上の労働が見込まれるので、健康保険(共済組合)も加入すると。だからちょっと給与天引きで保険料引くけどいいかと。いや良いに決まってらぁな、と思ったんだが、いやちょっと待てよと。俺は上に書いているような事情で、漁協以外でも労働しているわけだが、その収入ってのは報告していないが、しないといけないですよねえ。というのは、正規に就労している皆さんはご存知ないと思うが、国民健康保険の保険料って前年の「全収入」によって決まるんですよ。ぶっ殺すぞ。嘘。ありがとうございます。国家のために喜んで納付させていただいております!! 


 で、しかし、共済組合の保険て、漁協で働いた分の収入しか加味してないやんかね。そしたら、保険料の納付額が不当に少ないことになって、脱税ってことになっちゃわないですか!?!?!? って思うじゃん。どうですかこの疑問。正当なものだと思いませんか。


 なんか鼻で笑われて。いや、他の収入は申告不要ですよ〜だけ言われた。事務員つーのはよ。あのな。「理屈」がまずあるんだよ。もっと言うなら「心」がある。最初にあるのは「心」であるべきだろうがよ!

 まず「心」がある。その「心」を顕現させるために「手続き」がある。言い換えれば、「手続き」には意味がある。


 魔法はなんで詠唱するんですか? というと、特定の文字列を詠唱することによって体内のマナが起動するとか、ある文字列と魔力の流れを自分の中で紐づけることで、特定の事象を半自動的(これはフロイトに怯えた認知心理学者が「無意識」に変わって使用する言葉である)に生起せしむるとか、シンプルに精霊や神に依頼する言葉であるとか、そういう「心」「理由」があって、そんで初めて「詠唱」という「手続き」があるわけでしょう。それをばあなた、ただ「黄昏よりも昏きもの……」って言えばいんですよって、それじゃあ話が通らんでしょうよ。


 と思うが、「手続き上」それでいいんです、という。ほんとかよ。


 とにかくそういうわけで、棚からぼたもち的に、労使折半の健康保険証を入手したのであった。嬉しい。で、国民健康保険以外の保険に加入した実態が発生した場合、2週間以内に知らせろということになっているが、事案発生日が1月1日。今日が1月11日。月曜日(1月15日)は夕方まで労働。ってことは、1月12日に行かなくては!!! って思って、起きたらすぐ体重も測らず役所に向かったので、1月12日の体重記録が残っておりません。すいません。


 1月12日の役所訪問によって、この「手続き」の「心」が理解できたわけだが(まあ、そんなん書かなくてもマトモな大人は知っていると思うのだが、俺は齢38にして初めて知ったので(38年にして保険を知ることから、38歳は「知保」と呼ぼうと思います)、そのことを書こうと思ったが、なんかもう4800字くらいになってしまったようなので、1月12日の日記で分けて書きますね。それではまた。

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