コラボ脱出ごときで脱出失敗する男たち(2023年12月30日の日記)
「限りなくヒモ」はやったことあるのだが、「専業主夫」ってやったことがない。しかし、「限りなくヒモ」時代を思い出すと、まあ「専業主夫」も、妻側には家事レベルとかで不満があろうが、夫側の立場としてはなんらの不満がないように思う。繰り返すが、やったことはない。だから正確なところは分からない。しかし、ちょっとわかるかもしれない出来事があった。
12月30日。『リアル脱出ゲーム×デスゲーム 絶対絶命ワンダーランドからの脱出』で、最後の最後ミスって死んだものの、「ホール型でまだこんなことできるんだね〜!」って大感心したというのは前日記で書いた。が、死は死、失敗は失敗である。こんなんで2023年終われるか? 終われねえよなあ!! というわけで、『リアル脱出ゲーム×シン・仮面ライダー 秘密結社SHOCKERからの脱出』に行った。で、死んだ。いや死ぬんかい。しかも、シンプル時間切れで死んだ。
いやそのー、「ホール型」っていうのは、基本的にはそんなにバカ難しくはないんですよ。少なくともこれまではそうだったはずなんだ。「ルーム型」は各回入れるのが6人とかしかいない、マニア向けなのだが、「ホール型」はみんなでワイワイ楽しみましょうみたいなことが多い。かてて加えて、コラボというのは、「リアル脱出ゲーム」のマニアというよりは、任意の作品が好きって人が集まるので、そんな激烈な難易度になるはずがない。と思って参加したのだが、いやー。単純にやることが多いんスわ。やるべきことと、どうやって考えるかくらいまでわかってて、でも時間足りなくて死んだ。ぐええ。「思いもよらぬミスで死ぬ」は結構あるが、「思いもよらぬ」まで到達できずに死んだのは久しぶりな気がする。それこそ初回公演の時は、マジでやること思いつかずに死んだが、それ以来とかかもしれん。大変だった。
というわけで「今年は敗北で終わりか……」と悲しみに暮れながら「反省会」に行ったのが18時半くらい。この時のメンバーが俺以外に三人いる。一人は「反省会(ていうか忘年会」から参加してきたやつなのでまあいいとして、残りは、
A:1歳児持ち。妻が育休から復帰して、仕事にいってるが、Aは4月まで育休を継続しているので、今はワンオペ育児中。だが、今日は年末ということで遊びに来ている。
B:子なし、妻帯者。Bの妻が、Aの家に遊び兼家事手伝いに行ってる。
という状況であった。結構長い付き合いなので、もうかなり全体に家族ぐるみの付き合いって感じになっている。
というわけなので、この「反省会(兼忘年会)」が終わったところで、AとBが一緒にまずAの家に向かいますと。ほんで、Aは帰宅し、Bは妻を拾ってB宅に帰ると。まあなんていうか、収まりいいですよね。ほとんど他に選択肢はなさそうに思える。で、俺は残った一人(Cとしとくか)とまあもういっぱいくらい飲んで帰っても良し、解散しても良し……みたいな感じで、まあ別に計画書とかを作ってたわけではないにせよ、大体みんな暗黙の了解でそういう感じになるんやろなと思ってた。
で、21時くらいかねえ。Bが、妻は寝るのが早いんで、そろそろ迎えに行きますという。ああ、18時半からだから結構長居しちゃったねえ。じゃあ解散にしますか。つって、店出ようとしたら、Aが、「え、雅島さんとCはこの後どうすんすか?」と聞いてくる。ので、顔を見合わせ、「まあ、もう一杯くらい飲む? つっても俺は酒は最近あんまだから、飲むというか座りに行くって感じだが」「あーじゃあ行きます?」って話をしたら、「いやあ、このメンツで集まるのももうなかなか難しくなりますからね! じゃあもう一軒行きますか!」って言い出すの。えっつって。いやいや、今Bが妻をダシにってわけでもなかろうが、妻迎えに行く言ってたろ。
「いやそれはしょうがないよね! 来年もよろしく! 良いお年を!!」という。いやお前んちに迎えに行くんじゃんか??? って思うが、すっかりこっちでもう一軒行く感じになっている。Bは、「いやあ、まあ、迎えに行くって言ったしなあ……」ということで、なんか不思議そうな顔はしてたが、「帰って」いく。なんじゃこいつ。と思うが、まあ適当な店見つけて、飯を食う。なんか深刻な話でもあんのか? と思ったが、別に。なんも。くだらない話をして、終電ギリギリに「流石にタクシー使うと怒られるんで!」つって帰って行った。
だからまあそのー、「専業主夫」って、多分、家族以外との会話に飢えるんだろうかねえ、という結論になった。そういや昨日のメキシコ人と結婚したやつも、多分今日本で労働はしてないと思われるので(まあこいつは性別的には専業主「婦」であるが)、状況的には近く、似たような振る舞いをしていた。人間には、家族以外と喋りたいという欲求があるのだろうか。
考えてみると、「限りなくヒモ」時代にも、別に外は出歩いていたので、家族以外の人間と喋る機会はずーっとあったので、家族以外と喋らん日々というのを送ってない。だから真にこのストレス部分を理解はしてない。しかして、1歳児を育児しないといけないとなると、まず目は離せないので、一人でどっかに行くというのは無理。で、基本的にほぼ言語を解さないやつと1日ずっと一緒にいて、話し相手がいない。うーん。まあ、ストレスかもなあ。ってなると、こういう機会があるとそこから解放されてめちゃくちゃ喋りたくなるわけか。なるほどねえ。
こう考えると、専業主婦の家事労働は賃金で換算するとすげえからお得……じゃなくて、給与を得てる側も家事労働を分担しろ、という主張があるわけだが、まあそれはそうなのであろうし、加えて、こういう無形のというか、あんまり目立たないというか、先見的に発見が容易でないストレスがあんだなあとしみじみ思った。2024年現在、38歳男性がする仮定じゃないかもなとは思っているが、別に専業主夫、なれるもんならなりたいわと思っていたものの、そう甘い話でもないかもしれないですね。いやアテがあるわけではないんだけどね。なんていうんですか。隣の芝生は青いの逆みたいな。隣の芝生は青い的に憧れてたものの、その憧れって実はなんかあんま正しい認識に基づいてなかったねって気づくやつ。そういう感じになりました。
2023年12月31日 11時38分の測定結果
体重:101.00kg 体脂肪率:32.00% 筋肉量:65.10kg 体内年齢:49歳
で、なぜか減ると。毎日飲み会行った方がいいのかもしんないですね(そうではないことが2024年には明らかになるのだが)。明日はダイエット日記らしきことをちゃんと書きます! それではまた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます