通勤時間を活用して執筆などをするかと思ったら『鵼の碑』に全てを持っていかれた日

 月曜。働きたくないが午前中働き、午後からケーキをくれなくなったので忠誠心ゼロの仕事に向かう(辞めようとしたが慰留されてしぶしぶやってる)。これが30分に一本しか来ねえバスに乗って、片道1時間15分かけて行って、90分しかシフトがないというめちゃくちゃな仕事である、逆にこれを「でもケーキくれるしな……」と思って続けてたんだから、ホント安上がりだったと思うよ。そういうのを切ることによって従業員の心は離れていくと思い知るが良い。どのくらい心が離れたかと言うと、フツーにバス乗り過ごして、というか最寄駅の到着時間がバスの出発時刻だったので乗れず、以前だったらしゃあなしタクシーで行ってたが、そこまでする義理もねえなと思ったので、「15分遅れのバスで行きまあす」と特に悪びれず連絡したくらいである。気に入らなくてクビにするならしてみんかい。まあ、来週は間に合うように行く気ではある。根は真面目なので。でも茎が腐ってるから花が咲かないのだなあ。


 でとにかく移動時間が長いので、ここで俺はこの日記を更新しようと思ったんだよ。そのための下準備で、近況ノートに写真もアップした。完璧! と思ったが、そういや『鵼の碑』をカバンに入れてて、全然読んでないなあと思ったので、読み始めた。いやあ、かつて、かつてというのは『姑獲鳥の夏』以前だったら、それがメイン憑き物落としになってもおかしくないような話が、もう我々は説明文読んでるだけで「待てよ……?」と思うし、現にそのことが冒頭の作中作でも指摘される。鍛えられとるなあ、我々は……と思いつつ本編読んだら、まー面白いね!! 


 前にも書いたが、俺にはまあまあ親しい知人がいて、近くに住んでるので時々会ったり遊んだり、旅行に行ったらお土産を渡したりしている。のだが、こいつとなんで「親しく」なったかが相互に思い出せない。LINEの履歴を遡ると、焼き鳥屋がなんかに行った後に写真送りあってるというところまでしかなくて、この焼き鳥屋行った時点ではすでに若干仲良かったような気がする。当初のきっかけがかなり不明である。が、現に今は仲良いし良く知ってるから、普段は別にそれが気になるとかってわけではない。っていう感じなんだよな。というのは、物語の根幹っぽいこともそういう感じなんだがそうじゃなくてね。益田龍一とか、『百器徒然袋』の頃には確実に薔薇十字探偵社の下っ端やってたのは分かるが、初出とかいつだっけ? ってのは全然覚えてない。話振り的には『狂骨の夢』か? なんだけどさあ、まあ、「知ってるやつ」とは思うんだよね。奈美木セツとかも、なんか「知ってる」な〜って思う。『絡新婦の理』なんだろうなあと思う。でもそこでの姿はな〜んも覚えてない。でもキャラクターは分かる。なんかこの友達みたいな感じ、不思議だなあと思う。


 で、話としては、ちょっと不思議っぽいことがようやく発生したかなあ、くらいなんですよ。何を言うとんねんと思うと思うが読んでくれ~。読めばわかる。「ちょっと不思議っぽいことがようやく発生したかなあ」というところで270ページくらいかかる。そして多分それでまだ全体の1/3くらいしか行ってない。もうだからそういう次元じゃあないんだよな。1話でヒキを作れとか、そういうノウハウの遥か先にある。でさあ、面白いでやんのね。これが。何故か。もう説明不能です。


 だからそのー、話を戻すと、バス移動時とかに基本的には日記書こうと思っていたのに、それを忘れて読み耽って、あまつさえ、戻ってきたサイゼリヤ閉まるまでそこで飯食ってボケーっと読み続けてたんですよ。終電近くに帰って、もう後風呂入って寝るしかねえ! って思って運動もサボりましたよ。魔書かよ。そんで読み終わってないしね。読み終わってないどころかまだ1/3だし。どうなってんすか京極先生ェ!


 2023年09月26日 09時19分の測定結果

 体重:103.70kg 体脂肪率:33.30% 筋肉量:65.60kg 体内年齢:50歳


 でもなんか謎に痩せて筋肉もつきました。だからそのー、実は我々は体重というものを認識することはできないんですよね。ただ体重計というものがあって、それで測るから数値になるだけであって、でも体重計なんて無くても実は体重はそこにある。その「真の体重」とでも言うべきものを認識することは実はできないんです。そういうことかあ。なるほどね(なるほどか?)。それではまた。

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