非カプサイシン性味覚性発汗か温熱性発汗か?

 一般に発汗は交感神経支配によるものとされており、がために特に精神性発汗は交感神経系の活動を独立に計測できる点でアドバンテージがある。と思うけど、汗屋じゃないので詳しくは知りません(精神性発汗計測をメインストラテジーとする人のことを「汗屋」と呼んでいいかも知りません)(心理学実験をメインストラテジーにする人を「心理屋」と呼ぶことは多分ある)。


 ところが、多くはカプサイシン摂取に伴って特に顔面で生じる反射的発汗反応は、副交感神経系支配だと言うんですね。詳しくは https://www.jstage.jst.go.jp/article/ans/57/4/57_200/_article/-char/ja/ これ読んでください。こと顔面の汗腺については、交感神経が抑制的に作用しており、これがなんか(病気とか切除とか)で働かなくなって脱抑制になると、副交換神経系が優勢になって、そんで顔面だけはどぼどぼ汗をかくと。なんでそんな仕組みにしたんですかね? 不思議。進化生物学的説明もあんま有効じゃあないみたいなんですよ。というのは、まず、何しろヒト特有らしい。ってことは、サルやってる時にはなんかで得したが、今はそうでもないという説明はできないわけですね。まあ、だから「なんで」かはよく分からんです。とにかくそうだと。


 で、カプサイシン性の味覚性発汗というのが一番有名で、これはまあねって感じはする。辛いもの食ったら汗をかく。なぜかと言うと辛いものを食うと体温があがりがちだから? しかし、辛いものって要するに痛覚反応なんだろうから、これ交感神経系バリバリ優位になりそうなもんですけどね。どうなんですか? 


 ハウエヴァ、他にも味覚性発汗はあって、甘味と酸味で起こる人がいるという。発見者の何某は、講演の壇上でチョコ食いながら汗かく様を見せたらしいですね。面白。まあ、甘味は一番納得いく気がしますね。連続美味しんぼネタだが、なんか、なんだっけ。く……山岡の妻(ネタバレ回避)が、妊娠したときに体調管理うまくいかなくてとかで海原雄山を怒らせたとかなんかそんな話で、チョコそうめんを食わせるんですよね。で、海原雄山は、チョコそうめんについてエッセイかなんか書いてて、「鬼夜叉の怒りをも鎮める」とか言ってたので、本人の怒りも静まるみたいな話がある。まず、チョコそうめんについてエッセイを書くな。仮にも美食倶楽部の部長(部長?)がよぉ!! で、書いたならなんか、「映え」とか「この冬最強のスイーツ到来!」とか書け。鬼夜叉の話をすな。


 というツッコミはさておいて、まあだから、甘味食って反射的に副交感神経系優位になる人、まあいてもおかしくなさそうって思うよねって言いたかっただけなの。


 とにかくまあそんなで、飯を食うと反射的に発汗してしまう人というのがいるらしい。で、なんか、豚肩ロース肉とソラチしゃぶしゃぶのタレの組み合わせかなあ。これがなんかめちゃくちゃ発汗するんすわ。俺が。それを報告したかったんだ。


 いやまあ鍋ですからね。言ったら。そら体も温まって、だから温熱性の発汗なんじゃあないの? と思うかもしれないが、いやなんかそういう次元じゃあないんだよ。急~に来る。で、ちょっとなんかタオルかなんかでぬぐわないといけないくらい突然ボタボタ来る。しかもなんか、まず朝に食って、バーって汗かいたんですよ。昼にまた食ったらまた汗がバーですよ。再現性もあるッ!


 と思ったんだが、今朝最後の残り食ったらあんまりでした。じゃあ、単純な反射的反応ではなかったか……。だとしたらこの前振りなんだったんだよ。すいません。昨日の段階では結構興奮してたんです。おお~こういう発汗反射があるのか~~!! って思って、自分というものを分かった気でいたが、実際がところはそういうわけでもなかったみたいです。


 1月30日 9時9分の記録

 体重 103.2 kg, 体脂肪率 33.4 %、筋肉量 65.2 kg、体内年齢 50歳


 この辺で維持できてますか? 鍋食ってこれなら大したもんかも。単なる発汗反射だと代謝には影響していないが、鍋を食うことによって体が暖まり、以て代謝が上がったことによって体重維持の効能が発揮された場合、今日は汗かいてないんで明日は死滅してる可能性もあります。どうなるでしょうか。お楽しみに。胡乱な話ですいませんでした。それではまた。


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