さだまさしに価値観のアップデートで負けた男たち
B'zに『RUN』という曲がある。色々な解釈ができると思うが、俺は同窓会の歌だと思っている。どう考えてもロックバンドグループの歌に決まってんだろ…? いやじゃあそのだから、稲葉さんにしてみればそうかもね。俺は稲葉さんでもB'zでもねえンすわ。その俺が『RUN』を聞くときには、俺なりの理解というか解釈というか、没入があって、そうなると同窓会の歌で良いと思うんだよ。
そんで、これはもちろん『RUN』なので、走っていく、前に進んで行く歌ではある。それはそう。なんだけど、「走って行こうぜ」って言ってる場所は同窓会場だと思うんですよ。ま、具体的には「明け方に酔いながらふと思いついても」という歌詞がありますね。「今」は酔ってるのよ。荒野を走れ! とは言ってるが、Just nowに関しては酔ってる。そういう歌だと思っている。
じゃあここまで受け入れてもらったとして、同窓会と言えば「あの頃は良かった」という話じゃあないですか。まあ、そういう話は絶対出るでしょ。『RUN』で言うと、「時の流れは妙におかしなもので/血よりも濃いものを作ることがあるね」の部分ね。ここって明らかに現在ではなくて過去のあれこれを内包しているでしょ。「良かった」「あの頃」があって、それが「血よりも濃いもの」を形成する「時の流れ」の一部になってるというのは、明記はされてないものの暗黙のうちに書かれていると思っている。『RUN』に同窓会を仮託しすぎてる説はある。
というわけで、俺たち「RUNNER」(B'zの『RUN』を好む人たちのことです)としては、ちょっとそういう感じで同窓会を過ごしているわけである。『PLEASURE~人生の快楽』でもあったでしょ。「くだらなかったあの頃に戻りたい 戻りたくない(Let me go now)」。まさにそんな気分でいたんだが、それで「あの頃は良かった」的な歌を探してたら、さだまさしが2004年に『昔物語』という曲を出している。ドンピシャ「あの頃」を懐かしむ歌なんですな。「あの頃みたいに三人で十年の時間持ち寄って/泣きながら歌えたらいいね……」という歌なのよ。うんうん。俺たちもついにさだまさしが刺さる年になったか……とか言ってたら、『思い出暮らし』って曲が2010年に出てまして。冒頭がこう。
「あの頃は良かったなんて口に出して言うモンじゃないよ」
「記憶の中だけのヒーロー セピア色の自分伝説 そんなモン早く捨てちまって たかだかの僕になれ」
ええええ~~~~。急にはしご外されたんですが~~~~~~!!!
という気持ちになったが、しかし、まあ確かに、「あの頃は良かったよねえ」とか言ってる奴って、誰がどう考えても純正【
2022年12月30日 08時52分の測定結果
体重:106.30kg 体脂肪率:35.30% 筋肉量:65.25kg 体内年齢:52歳
というわけで同窓会に行ってきました。というのはあまり正確な表現ではなく、同窓の3人と飲みましたというだけです。3人で「同窓会」を名乗っていいのかどうか。楽しかったですが、体重は増えました。まあ……そんなもんでしょうな。来年の目標はとりあえず体重2桁ですねえ。到達できるでしょうか。それではまた。
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