人間は嘘つきだ

 労働。金曜のバイトはパソコン講師だが、なんか、ちょっと難しい(難しくはないのだが、相対的に)操作になってくると、生徒がキレ出す。で、彼らの中では「真実」なのだろうが、客観的には嘘をつきだす。


 「XXができません」と言うので、じゃあ、その操作手順を再現してくださいと言うと、操作手順を手順書見ながらやって、正しくできている。で、XXもできている。できてんじゃん。ってことはつまり、前は操作手順を間違ってたんじゃん。というのは俺にとっては自明の理だが、向こうにとってはそうではないらしく、「なんで前はできなかったんですかね?」とか言ってくる。「多分、どこかの手順を間違ってたんだと思いますが」と言うが、「いや、この通りにやった」と言う。いやいや。相手が人間だったらそのパターンもあるかもしれんがよ。相手がコンピュータでも、AI描画とかランダム要素があることならそういうこともありえるかもしれないけどだよ。そんななんか複雑なことではないんで、このレベルではコンピュータ側は、「やれと言ったことを言った通りにやる」と言って差し支えないと思うよ。だから、最終出力が想定通りでないなら、それは入力が間違ってるんだよ。と思うが、まあ、説得することでもないんで、「じゃあ、なんかのエラーがあったのかもしれないですね。基本的には手順書通りにやればできますよ」と言う。「はぁ。『なんかのエラー』」と、(そのエラーの原因が知りたいのだが? というニュアンスで)聞こえよがしに言われたりしてね。てめえの操作もエラーに含まれてるのだよ。


 かと思うと、なんかファイルがおかしくなったというやつも出てくる。このソフトウェアの中で保存してれば問題ないが、こっちを介して保存しちゃうと、メタ情報みたいなのが記録されて、それでこう言う見た目になるかもしんないですね。基本的にはこっちだけで保存するようにしましょうね、と言っても、「いや、そんな操作をした覚えはない!」と言う。したんだよ。覚えてねえだけで。逆に、その操作してないのにこうなるはずねえだろがよ。と思うが、まあこれもなんか「じゃあ、自動保存とかがあったのかもしんないですね〜。再現するか確かめてみますか?」とか言って試してみて、結局何も起こらないみたいなことを経て、「まあ、なんかのエラーだったのかもしれませんね」でなんとか誤魔化して。まったくよぉ。人間ってのは嘘つきばっかだと思う。


 で、金曜日は朝、目玉焼きとウィンナーだけ食って。昼は700 kcalくらいに抑えて。そんで夜は蕎麦にした。まあ言うて前日焼肉食ったしな。少し胃腸に優しくしよう。この健全な食事だよ。完璧。そう思いながら寝た。


 2022年11月26日 08時41分の測定結果

 体重:106.40kg 体脂肪率:35.10% 筋肉量:65.50kg 体内年齢:52歳


 爆増。1 kg増えたが? なんでだよ。何もしてないのに! そんな操作をした覚えはないんだが!? とプンプンしながら、あることに気づいてハッとした。というのは、昨日の夜、眠くなるギリギリまでポケモンやってたんだけど、今日iPad使うんでこれを充電しておこうと思ったのと、iPhoneのモバイルバッテリーの充電も切れてるっぽいから充電しておこうと思って、うおおおって起き上がってそれらの行動をしたんです。で、実際、モバイルバッテリーは充電されてたんだが、iPadは充電されてなかった。ドライヤーがコンセントに刺さってはいたが、これ単に刺すケーブルを見間違ったのではなく、居間のテーブルにiPad置きっぱなしだったので、そもそも充電場所にiPadを移動させてすらいないわけ。しかし、これ、俺の記憶では、モバイルバッテリー充電して、iPadも充電したと思ってんだよね。まあ実際、後半部分は夢だったわけなのだが……。これで二つともやってなかったら完全にリアルな夢で済むんだが、片方だけやってるのがキモいですね。で、ドライヤーは普段コンセントに刺してないので、たぶんこっから寝ぼけてたんだろうな……と思うと、まあ、パソコン教室の彼らが、「そんな操作してませんが?」とか言って、あまつさえちょっとキレ出すの、主観的には間違いなくそうなんだろうな〜ってヒシヒシと思った。それと同時に、これマジで夜中起き出してなんか食ってるって、ない話ではないなと思った。iPadを充電したぞ! って思ってドライヤー充電(?)してんだから、蕎麦食ったぞ!! って思ってクリームパスタ食ってるとかやっててもおかしくないよな。もう何も信じられません。人間は嘘つき。それも無自覚な。最悪っすね。それではまた。

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