ファイアーエムブレム風花雪月プレイ日記(4)

 久しぶりにまともにというか、フリーでというか、とにかく人と話した。まともではない/フリーではない対話はまあしてたんだけど、たとえば店員とかね。事務員とかね。事務員との会話がまとも!? どこの星の話だ。


 それでやっぱ人と話すと発見があんなと思ったんだけど、ウェアラブルからサイボーグへみたいなテーマを見かけたので、理想のサイボーグ化について話していた。

 とりあえず今の自分のバックアップを取る。それで、死後の世界が無かったら話はシンプルで、自分Aがまず死ぬと無になりまさあな。そんで、バックアップから復元された自分Bは、「自分Aが連続している」という認識を持ちながら生きてって、次に死ぬと無になる。その次にバックアップから復元された自分Cは「自分Aが連続している」……ってのを永劫に繰り返せばいい。まあ、適当なところで自分Dとかがバックアップを取って、主観的には自分A'のバックアップだけれども、無になっていくのは自分Dだってのがちょっと面白いくらいで、別にさあ、そんな難しいことはない。面白くもなんともない。


 死後の世界、あってほしいよなこの場合。


 つうのは、自分Aが死ぬ。地獄に落ちる。永劫の苦しみを味わう。バックアップから復元された自分Bは、まあまた色々な経験して、死ぬ。地獄に落ちる。Bもまた永劫の苦しみを味わう。CもDもだ。もしかしたらXAくらいになんかうまく改心とかして別のところに行くかもしれないが、その前まではまとめて地獄行きということになると、地獄でまた自分と会って、「ああ、俺は連続だと思っていたが不連続だったのか……」みたいなね。ま、「どこでもドアの本当は怖い話」みたいな。


 という話、これはまあ、分子転送系のワープとかではよくある話で、トンポウロウを見ると「この豚バラ煮込みは失敗作だ、食べられないよ」って言いたくなるみたいな、なんかそういう感じ、手癖で話したんだけど、そうすると、「果たして真のバックアップは可能なのか」みたいなことを言われるわけ。


 可能なのかったって、可能ではないけど可能になった前提で話してんだろって思ったが、彼が言うには、神経系はなんか量子力学的なふるまいの影響を強く受けると思うので、観測とかによってもともとのパタンを再現できなくなるんじゃあねえかとこう言う。で、なるほどなーって思ったけど、でもね、自分が自分であると思うこと、他人が自分を自分として評価することって、そんな別に100 %の連続性を持たなくてもよいわけで、80 %くらい似通っていればそれで良いのでは的なことを話してたときに、ふっと閃いた。


 あの、いわゆるASDの人たちというのは、どっちかというと細部にフォーカスする人たちなわけである。ほいで、まあだからこそ「人相」を理解するのが難しかったりするのではないかという説もあったりする。って考えるとよ。我々は全体像を捉えて、ま、8割くらい似通っていれば、「ああアイツは雅島だな」とか判断するわけだし、自分もまあ、多分8割くらい連続してれば、自己は自己であると疑わないと思うんだよね。ところがそんなバックアップから復帰した人間を見て、ASDの少年(別に少女でもよいが、人口比から見て)が言うわけ。

「……あなた、誰なんですか?」

 それで、「俺は本当はバックアップ成功したと思っているけど俺じゃないのか?」「『俺』とはなんなんだ?」みたいなことで悩む復活サイボーグの話ね。まあこれはこれでありそうではあるが、自分では思いつかないことをこうやって思いつくので、やっぱ外界との接続は必要なこともあるなあって、なんかそういう風に思ったが、思いついたところでなんなんだといわれると困る。面白いなあ、というだけです。


 あと結局帰宅後は一生ファイアーエムブレムやっていたので、ダメですね。目の前の誘惑に勝てない。


 2019年08月21日 01時28分の測定結果

 体重:92.65kg

 体脂肪率:29.80%

 筋肉量:61.70kg

 体内年齢:44歳


 ついに「プレイ日記」ですらなくなったし、ダイエット情報は皆無だ。近況ノートでやれと言いたい。気持ちは分かる。でも体重だけは残しておきたいので、こっちでやる。明日っていうか、あと22時間13分以内に終わらせないといけない仕事があるので、ファイアーエムブレムはこの辺にして、ちょっとやって、ジムは木曜から再開します。するって言ってんだろ。信じてくれよ。

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