第10話 ぶらんちまいにんぐ その2
念のために二重ドアにしてみた(何故した私と今なら思う)
石のツルハシとスコップもそれぞれ3本ほど用意して、ようやく掘削作業開始。
あ、もちろん真下になんて掘るわけない。
斜めに階段状に、1つ前のブロックを2つ並びで掘り、何もないことを確認し、そこへ降り立ち、そしてまた1つ前のブロックを2つ並びで掘り……。
こうして7段ほど掘り進めると、目の前の壁から聞こえてくるあの声。
あーぐぁーがぁぁーうぁー……
ゾンビさんがお近くにいらっしゃる!
洞窟に繋がっているのかもれない……。
ああ、いきなりの敗北感orz
しかしその日の私は違っていた。
ゾンビになんかビビるものか! 私は鉄をゲットしなくてはならないんだ!!
この任務は必ず遂行するのだ!!
っていうことで、90度左に向きを変えて、そっちを掘り始めた。
だけど幅2だと不安だったので、今度は幅10で。「だって石が欲しかったんだもん」という言い訳は一応書いておこうかな……。
そんでもって3段ほど掘り進むと、なんと石炭発見!!
幸先いいねと大喜びで石炭回収。
石炭ってね、1つだけじゃなくてその周辺には結構大量にあるんですよ。
やっと松明とかまどの心配がなくなった(のちのち知ったことなんだけど、かまどは木の苗木でもOKだったの。その頃には苗木を植えて、木を育てるということも始めていたので、切った時に落ちてくる苗木は結構あった)
石炭を発見して気分が良くなって、さらに掘削スピードが上がる。と言っても所詮石のツルハシですからね、超遅い上に脆い。3本用意していたのに、あっという間に2本破損。少々心配になってくる。
ということで一度上に戻って、ツルハシをふたたび3本用意。ついでに回収した丸石をチェストにしまう。
あ、マイクラを知らない人が読んでいるとも思えないけど念のために説明しておくと、丸石というのは丸い石ってわけじゃない。この世界にあるブロックと呼ばれる物は全部四角い。丸石とは自然界にある「石」をツルハシなどで削ると出来る粗い石のことなのです。その丸石をかまどで焼くとなぜか石に戻る。この仕様は、制作者がなんか意地悪いことをしようという意図で作ったんだと勝手に想像。
で、家の中に戻ってちょっと外を眺めると、なんと夕日が……。
もう夜じゃねーか!
これはイカン、寝なければっ!
っていうことでベッドに入って数秒で朝を迎える。
そこでふと気がついた。地下を掘ってたら地上がどうなっているか分からないってこと。この頃は「夜怖い病」が発症していたので、夕日が見えてくると寝られるようになる時間まで(夜にならないと寝られないのです)うろうろする日々だった。時計があればその心配も薄まるのだろうけど、時計を作るまで色々と材料が足りない。っていうか何も材料がない。
これは定期的にチェックしに上がらなくては。
ってことで、次の日に作業再開。
4段ぐらい掘る。上に戻る。ツルハシを作って丸石とか安山岩とか花崗岩とかゲットしたブロックをチェストにしまう。ついでに外を覗いて時間をチェック。
こんなことを繰り返し、次の次の日ぐらい
とうとうとうとう念願の鉄鉱石がぁぁぁぁ!!!!
私はやった、ついにやった!!
自力で鉄をゲットしたのだ!!
と思ったかどうかは記憶にないが、とりあえずかなり喜んだと思う。すぐに丸石で
そうしてゲットした鉄は4つぐらい(だったハズ)
(´・ω・`)
これじゃ防具は揃わないね、剣を2本作ったら終わりだね。
ということでブランチマイニングの旅はまだまだつづく。
追記:段落毎の字下げをしようかどうか悩んでるのですが、表記の仕方から考えると逆にうざくなりそうなんで、いまのところしてません。この先、万が一スゲー長文を書くようになったら考えます。
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