小坂氏

薫ノ

第1話 ノマドに憧れる。

本当に申し訳ないが君にはこの仕事は合わないようだ。」そんな言い草で 解雇。はい!来たー、脱サラリーマン。もうおれは ノマドよろしく 自由業になる。なんて、そう簡単になれない。家のローンもまだある。

結婚用に買った家だが、式あげる前に 逃げられた。 何回人生転べば良いと言うのか!?神様、もしいるなら私にご慈悲を、せめても、憲法にあるような 最低限の生活を送らせて欲しい。ホームレスの方が気楽だななんていったら、神様は怒るかな。兄弟も両親もいない。孤独なおれ。ペットは贅沢な趣味なので性に合わない。 あー 神よ。なんと言う定を宿したこの人生。


 申し遅れました。自分は小坂と言います。読者の方へ「小坂です。どうか忘れないでくれ、君たち以外に私がこの世に存在したこと証明する人がいないんだー」 頼んだぞ。 名前? それは おれにもプライドとプライバシーと言うのもあって教えられないな〜。  悪しからず。


 断捨離だな、家を売ろう、独り身には 広過ぎる。内臓とかは売らないし。そんな切迫してるわけでもない。

もうすこし自己紹介させてくれ、おれは 一流商社でできるやつだったよ。が多くは語れないが、訳あって仕事の能力が落ちたのさ。海外の友達に話したら、デスアビリティーだとさ、どこのゲームだって話だよ。


 ところでセドリって儲かるらしいな、ネットワークビジネスは流石に怪しさハンパねーから手はつけんが、

セドリいいのか。 おおお! ノマド労働者になる。いいぇえ!


 で本音は 北海道にでも行って 農場で農薬飲んで、自殺するよ!


 だから忘れないで この小坂の遺書を。


ありがとう。最後まで読んでくれて。


 

フィクションです! 遺書はただの表現です。

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