笑い話

 長袖を風邪になびかせて

 色付き始めた山を行くよ


 実り多き秋に乾杯だ

 今日もまた食卓にご馳走が並んでる


 空を見上げると鱗雲

 ぼんやりと眺めながら色んな事を思い出す


 同じ雲を眺めていたけれど

 別の場所、別の境遇で見つめていたあの日…


 過ぎてみればただの笑い話になっていて

 だから今の自分を笑い飛ばせる日もきっと来るのさ


 そうさ、人生なんて終わってしまえばいつかただの笑い話

 だからどんな時も笑って過ごしていよう


 笑う角には福来たる

 案外幸せなんてそんな単純なものかもね

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