紅い空
ブーメランのようにまた戻ってきたね
こんな切ない季節
夕風がもう涼しいよ
すべてが紅い世界の中で
ふと降り返って見たりして
どうしてこんなに淋しいんだろう
この流れて来る感情はもしかしたら
この世界の全てから滲み出ているのかも知れない
ゆっくりゆっくり染み込んで、人の心に哀愁を宿らせる
カラスの声でさへ淋しいね
明日も同じ世界を生きるって言うのに
多くの恋人達の囁きを吸い込んだこの浜辺も
今はただ静かに波の音を繰り返すだけ
夕陽がトップリ沈んだ後、星の空はすっかり秋色で
月の光と虫達のうたが世界を満たしていくよ
今夜はよく眠れそう
過ごしやすくなったこの夜にいろんな出来事が飛び込んで…
せめてこの想いを詩に残しておこう
だってまたすぐに忘れてしまうから
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