真昼の入道雲

 気持ち良く晴れた朝

 電線のスズメたちは何を想って歌ってるの?

 穏やかな風が部屋を通り過ぎて行くよ


 あちらこちらで白い布団がお日様と話してる

 こんないい天気だから世界がよりハッキリしてるね


 サワサワと揺れるカーテンの向こうには

 眩しいほどの山々が光ってる

 生命溢れる碧の光


 雲の先を追いかけて一両電車と競争だ

 どこまでも続くレールがこの夏を駆けて行く


 道行く僕を和ませるのは蝶々達の素敵なダンス

 白く淡く儚げに踊るのさ


 空と海が溶けていく

 船は静かに飛んでいる


 何時までもついて来る太陽に負けないくらい風になるけれど

 お日様はずっと笑ってそこにいる


 夏はまだ始まったばかりさ

 そうヒマワリ達もはしゃいでた


 木陰で猫が眠ってる

 可愛い寝顔を眺めていたら

 僕も思わずひとあくび

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