優しい星

 青白い光の支配の中

 街は静かに息を潜めてるよ

 満点の星空の中でまた一つこぼれていく


 光の泉に落ちた輝きは

 やがてすっかり消えてしまうけれど

 確かにそこに存在した温もりは

 この世界にたった一つの証を残していくね


 例えそれを見ていたのがふくろうだけだったとしても

 想いは繋がり、広がっていくよ

 無意味じゃなくて確実に伝わっていくのさ


 やがて夜が明けて陽が登り

 変わらない一日が始まるね

 変わらないようでいて変わっているんだよ


 光や星や想いや月や

 水や風や火や太陽や


 数え切れない多くのカタマリが染み込んでくるね

 気が付かないかも知れないけれど、そうやって

 僕らは当たり前に生きているんだね

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