春にとけて
冬の服装がうっとおしくなって
桜の舞う道を風になって通り過ぎて行く
いちご大福を頬張ると
体中に春が染み込んでいく
鈴やかな風はあの坂を越えてやってくる
猫も気持ちよさそうに眠ってる
のどかに光る海に気を取られていると
いつの間にか猫達の恋の争奪戦
邪魔しちゃ悪いから僕はその場を後にする
田圃では蓮華が出迎えてくれていた
この花を見るだけで少年時代に戻れるのさ
あの無邪気だった頃から景色は随分変わったけれど
この春の催しはいつまでも続いていて欲しい
山では竹の子がにょっきり顔を出す
動き始めた生命の中でその力を分けてもらおう
さて、夕焼けカラスを見送るか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます