夢の前の空

 風呂上がり、ふと窓の外を眺めれば

 満天の星が僕を迎えてくれます


 星座なんてロクに知らないけれど

 数多の星の囁きは

 僕に新鮮な感動を与えてくれます


 夜空で一人手を広げ、目を閉じて

 無限の世界に融けていくと

 自分も神話の世界に入り込んで行くようです


 まだまだ夜風は冷たくて

 あんまり長くはいられないけれど


 ずっとずっと見ていたい

 毎日変わらないようでいて絶えず動いていて

 何万年も前の輝きの中でひときわ光る月がいて


 白い世界は不思議な世界

 夢の中に迷い込んだよう


 今宵もこの世界で遊ぶのさ

 いつか幻想の住人に会えそうな気がするよ


 満天の星空は天の宝石箱


 誰もが独り占め出来て

 でも誰も手にする事は出来ない


 ステキな夜の贈り物

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