voice
水の音
理解してはいけないような感覚
脳みそは思考を途中で切らして
これ以上はやめときなさい
そう自分で自分に諭される
机の引き出しみたいに
ぐちゃぐちゃになった中途半端
それは所謂がらんどう
さよーならって言葉すら
出すことできないそんなわけ
水の音
理解してはいけない感覚
それでも何とか知りたいと
知ってしまえばもう、もう、もう。
戻ってこれない気しかない
それでもそれでも知りたいと
彼が何を考えて
何を想って遺したのか
言葉を捕まえ引き留めて
固めた声のレコオドに
私も共に送りませう
ラヴレタアと水の音
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