Dear teacher

言いたい言葉を並べても

不揃いだって 捨てられて

結局なんにも残らずに

言われるがま 殺された。


そうして私はなんにも言えず

いわれたとおりに 組み立てて

やっぱりなんにも残らずに

やくたたずだと 殺された。


かくにも私は這い回り

役にも立たない言葉を揃え

さいごもなんにも残らずに

いらない子だと 殺された。


言葉を生んでも殺されて

いわれたとおりにしたのにも、

役に立たんと殺されて

なんにもわからんと分かれば

結局変わらず殺される。


私の中のわたしたち

何度殺せば気がすむのって

ずうっと叫び続けてる。

そんな私の叫びさえ、

耳障りって押し潰し、

砂つぶみたいに殺しては、

砂山みたいに組み立てる。


先生、しつもんです。

わたしは だれです?

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