第20話 vsオーク
vsオーク
お腹が空いているようだったので、孝一の持っていたお弁当のサンドイッチを半分大海じゃなくてオーミーに渡した。
オーミーは地面に絵を描く、
総括するとこの森で迷ってしまって、化け物のせいで森の外に出れないらしい。オーミーから疲労の色が見えた。
ウオオオオオオオオオン
怒号のような声が響いた。
オーミーはその叫び声を聞くとぶるぶる震えだし、地面にうずくまった。
オーミー「オーク、オーク」
オーク?
そんな単語もユズハ師匠のゲームの中で出てきたっけ、図体のおおきな化け物
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ユズハ「・・・ああ、もうこのキャラ使えない。私だったら、絶対『受け流し』でダメージなんて受けないのに」
孝一(・・・「自分がゲームに入れば負けないのに」と言っちゃう師匠って・・・)
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2mほどの薄緑の巨体で棍棒を持った化け物の姿が見えた。
こっちを襲う気まんまんって感じだ。
孝一(・・・前は熊に負けたからな・・・ちょうどいいリベンジだ。・・・さあ、来い西洋熊・・・)
オーミーは木の陰に隠れながら孝一の様子を見た。
オーミー(・・・ダメだ。逃げろって言わないと・・・声が・・・出ない・・・)
孝一はゆっくりと歩いて距離を詰める・・・
オークは腕を大きく振りかぶって渾身の力で棍棒を叩き付ける。
オーミー『逃げて!!』
棍棒は・・・孝一に当たる寸前で軌道がズレて地面をえぐった。
・・・それが真田流なんだって思えば、それが真田流・・・攻撃を受け流して隙ができたところに・・・
孝一の姿勢が低くなった瞬間・・・音のない衝撃が走る。オークは白目をむいて、仰向けに倒れて動かなくなってしまった・・・
オーミー(魔法?・・・いいえ、魔力の気配なんて全くなかった・・・じゃあ今何をしたっていうの?)
オーミーが孝一のことを化け物を見る目で様子をうかがっている。木の陰に隠れて出てこない。
孝一(・・・なんか怖がらせちゃったかな・・・こんなときは・・・)
孝一「・・・大丈夫・・・こんなのただ はたいた だけ」
オーミー『???・・・はたく?・・・』
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