第12話 真田流 受け流し
真田流 = 先読み + 受け流し
ユズハ「本日は次の段階に進みたいと思います。」
ある日道端を歩いていると、通行人から攻撃を受けました。あなたはどうしますか?
孝一(どんな状況だよ・・・)
①攻撃を受ける。
②攻撃を避ける。
③やられる前にやる。
ユズハ「さあ、どれ?」
大海「普通に①の『受ける』ですか?」
ユズハ「攻撃なんて受けたら痛いかもしれないわよ。それでも受けるの?」
大海「・・・うう」
孝一「じゃあ、③」
ユズハ「本当にその通行人が攻撃をしようとしていたかわからないのに?・・・そんな疑心暗鬼になっていたら周りから浮いてしまうかもしれないわ・・・誰かさんのように、誰かさんのように」
孝一「うるさいよ」
大海「②の『避ける』」
ユズハ「ええ、まあ、それも移動しなきゃいけないから・・・面倒よね。」
孝一(そこを面倒がるのかよ)
ユズハ「よって正解は④の『受け流す』よ。」
孝一「④ってズルい」
ユズハ「だまらっしゃい。」
ユズハ「受けるように見せかけて・・・サボる・・・それが受け流しの基本」
大海(・・・サボっちゃうんだ。)
ユズハ「受ける、避けるに比べてタイミングがシビヤだけど、慣れれば楽よ。」
ユズハ「初代の残した書物にこうあるわ。」
・・・農道で熊とすれ違う時、向こうが悪い熊かわからない。でも受け流しがあればそんな時でも安心だった。
孝一(熊がやってきた時点で逃げるだろ。)
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