冒険者とは

私たちは冒険をしてきたしかし冒険者という職業を知らない

byロズンダ・メスリ


ロズンダ達はクエストカンパニーへ到着したようである


あのー シャロスがそうクエストカンパニーの受付の人に話しかけた


うーん 君たちはもしやここへ来るのは初めてですかね

私はシェレナ、ここクエストカンパニーの顔ともよく言われるね

私はクエストを発行したりしているの、冒険者は皆ここへ来るのよ

受付の女性はそう言った。


もちろん初めてです、でまず何からすればいいんだ?

ゾムサはシェレナへ質問をした


まずは冒険者として登録してほしいそのためにここにサインをしてくれないかな皆さん

シェレナはそう答えた。


登録中...


これで冒険者ギルドへの登録が終わったぞ。

と言ってもギルドが通用するのは2国 ローデシアとウルダスだけだからな注意してくれ


冒険者登録を終えた一行はまずは街でのんびりして見ることにした


しかし綺麗な街だな 綺麗と言ってもローデムルは違った綺麗さだが

ゾムサはそう言った。


水をふんだんに使った噴水 町中を流れる水路 綺麗に計画された円形の都市の作り 街を彩る宝石による装飾 何もかもこの都市の富の多さを表すように見えるわね。

シルビアは嬉しそうに語った


そうだな今日のところはゆっくりしていくか

ロズンダはそう言った


翌日一行はクエストを受けながらのんびり過ごした


そして二日後の朝突然 宿の経営でもあったクエストカンパニーのシェレナが慌ただしそうに部屋へやってきて言った


逃げてええええ


その言葉を聞きロズンダ達は慌てながら街を飛び出した


ウルダネスを出たロズンダ達は安全な山へ向かって走っていた


あれは

ロズンダがそうつぶやく


帝国の飛空挺か何故こんなところへ

シャーナスはそう言う


まあ、分かっているよな、我々はローレルと停戦条約を結んだわけでも終戦条約を結んだ訳では無い

察するに帝国は領土の奪還をしに来たんだろう、帝国から分離したウルダス共和国を取り戻そうと。

ロイミーはそう話した


あそこの上なら安全かと思います

シャロスがそう言うのでロズンダ達は岩山の上へ向かった


渓谷の上にて


こんなの許されるのか、奴ら神獣を生物兵器の様に扱ってやがる

ゾムサは怒った、ひどく怒ったようだ


あれは何が現れたの?

シルビアはそう疑問を呟いた


あれは神獣ヴァルヌア帝国が召喚した神獣

神獣は自身の維持のために地のマナを使う

そしてマナが枯れ住めぬ地と化す

そうシャーナスが言った


あれはまさか、噂には聞いていたが実際に見るとは

たぶんローデシアから来た連合軍が召喚したんだろう

ナイツオブラウンドテーブル通称 円卓の騎士

ローデシアのかつての王と騎士が神話と化し神獣として再降臨する

ん、あの飛空挺はまさかな

ロイミーはそう驚いたようだ


シャーナスは語り始めた

クリスタリア公国、かつてローレル帝国が世界を支配する前強大な力を持ち世界を支配した公国

滅びたと聞いていたがまだ生きていたとは

かの国は魔法学が盛んらしい、解決策が見当たるような気もするが

どうだロズンダ

シャーナスはロズンダに語りかけた


しかしどうやって行くんだ私たちは飛空挺など持ってないぞ

ロイミーは悲しそうにそう言った


シャロスがいきなり話し始めたどうやら飛空挺の情報を知っているらしい

飛空挺を知っています、リナ大樹林の奥に無人でありました

悲しいですが私は大半をその飛空挺の中でひっそり過ごしました

シャロスがそう話すとロイミーはロズンダへ


さあどうするロズンダが決めるだよ

と言った


私は...私は..........

決めた

さあ、ローデシア王国へ帰ろう


そして彼女達は戦場を抜け出し祖国ローデシアへ向かった

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