反逆したけどやっぱり駄目だったよ……

 ゼウスはガイアの子供達である、ティターン神族をタルタロスに封じ込め、その支配を確立させます。

 ……あれ? どこかで聞いた流れですね。


 はい、ウラノスの時と同様、ガイアはやっぱり黙ってません。息子であり巨人族であるギガ―スに戦いを起こさせます。こちらはギガントマキア―と呼ばれるものですね。

 このギガ―ス、神々に対してのみ不死となる性質がありました。そこでゼウスは、自身の息子(もちろん浮気相手との)ヘラクレスを呼び付けます。人間の血が入っているヘラクレスなら、ギガ―スを倒すことが可能だからです。


 このお陰で、ゼウス達オリュンポスの神々はやっぱり圧勝。ギガ―スはゼウス達に封印されるか、ヘラクレスによって殺されます。


 なおヘラクレスは、このときに使用した毒矢で問題を起こし、自分もその毒が死因となってしまうのですが……詳しい説明は、また別の機会に。

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