遂にこの地球の終わりが来たようだ。

@Naru0720

第1話本当の現実とは

2050年、ついに地球の終わりが来た。


「人類は増えすぎた。この地球の人類の人口を

半分にする。やっとこの時が来た!ふはははは!」


高校時代の数学の先生が杉野は実は宇宙人で

人類の監視をしていたという。


目の前、上空には宇宙人と戦闘機が無数の数いる。


「まずはこの地球の日本と呼ばれる国を潰す。やれ」


リーダーと思われる杉野、いや、宇宙人が指示を出すと、戦闘機と思われるいわゆるUFOのようなものが

雨のようにミサイルを撃ち出した。


「敦也!お前だけでも逃げろ!このボタンを押せば

30年前に戻ることが出来る!この地球を救えるのは

お前だけだ!はやく!」


「でもこれはお前が作ったタイムリープ装置じゃないか!これはお前が…」


「はやく!」


周りのビルはミサイルによって潰されていく。


もう行くしかない…


俺は知り合いの研究者、田辺直己が作り出した

タイムリープ装置、つくりは簡単に言うと電話ボックスに似ている。そのタイムリープ装置に俺は入り

ボタンを押した。


「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」




「…は!ここは…俺の実家…?」


気が着くと俺は自分の実家で寝ていた。


枕の横にはスマホが置いてあった。


俺はスマホを手に取った。そこには、2020年12月29日、8時30分、恐らく冬休み。15歳だから受験か。


親は仕事に行っていて家にいない。


とりあえずこの冬休みを使い、自分のことを調べることにした。


まずは家の周りを歩くことにした。


「自分のこと調べるなんか、変な気分だな…」


「ん?なんて?」


「う、うわぁ!」


ビックリした。そうか、生きているのか、30年前だから…こいつは幼馴染の柳田祐美17歳の時、自殺により

死んでしまった。17歳のいつだったかな?


「どうしたの?散歩なんかして、てかビックリしすぎじゃない?」


「あ、いや、受験の気分転換に散歩しようかなと」


こいつは頭がいいが、一切勉強しない。


30年前の俺は勉強してもこいつにはいつもギリギリで負けていた。


「私が勉強教えてあげようか?」


「そういえば、お前どこの高校受けるんだよ」


「ふふ、秘密。」


そう、俺は30年前も同じ質問をした。その時は場所は教室だったのだが。30年前も秘密と答えていた。


だが俺はこいつがどこの高校を受けるか、

俺は知っている。


俺が中林高校を受けるのを知っていて、こいつも

同じとこを受けたんだ。


「じゃあ勉強教えてくれよ。お前の家で」


「え!?私の家?え、いいけど…」


なぜか顔が赤くなっている。部屋が散らかっているのか、幼馴染でも男を入れるのは少し恥ずかしいの

どちらかだろう。


それにこれはチャンスだ。30年前のことを調べるいい機会だろう。


俺は一旦家に帰り、勉強道具を持ってきて、

柳田の家に向かった。


「ち、ちょっと部屋片付けてるから待ってて。」


そういって柳田は部屋に入り部屋を片付けていた。


30分待たされた。そこそこ散らかってたのか。


「ご、ごめん…入って。」

「あ、ああ。」


そういえば30年前はあまり部屋に入ったことは

なかったな。


柳田の部屋はなにかと女の子の部屋だった。


「あ、あんまり見ないでよ…」


「あ、す、すまん…」


柳田はこれでも、結構モテていた。

何回か告られていたが、全部断っていたらしい。


「じゃあ勉強しよ、何から教えて欲しい?」


2時間後…


「あー疲れたー勉強。久しぶりに勉強して、疲れた」

「ひ、久しぶり…?」



し、しまった…そうか、ここは30年前だ。


「あ、いや、2日くらい勉強休んじゃったから…」


「あ、だよね。ビックリさせないでよ~」


「は、ははは…」


俺もビックリしたよ…気をつけねえとな。


「じゃあ、今日はありがとう。また教えてよ勉強」


「うん!じゃあねー」


そういえば30年前のここのこと何も聞いてなかった。

また今度いろいろ聞くか。

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