第7話 俺、狐のお面好きなんだ

前回のあらすじ

・兵に注意された

・大きいホーム発見


本編始まり

椛はいま、フードは被っていないが、狐のお面を付けて歩いていた

?「何あれ?・・・和国の者?何でこんなところに・・・」

?「不気味ね~・・・悪いことしないければいいけど・・・」

?「やべぇ・・・何あのお面?・・・ちびりそう・・・」

周りからの視線がフードの時より増えていた

椛(・・・和国?日本でもあんのか?・・・もし、島だったら日本島だろうな・・・ハハハ)

椛は周りを見ながらそう思った

?「誰だ?あれ・・・新人か?変わったやつだな・・・」

?「ここに来るということは・・・旅人か・・・賞金首・・・フヒヒヒ・・・」

?「・・・旅人か・・・さて、いったい何しに来たんだか・・・」

?「・・・なぁ、あいつ誰だかわかるやついる?」

?「・・・いや、ただの旅人だろ。見たことない・・・」

3人ほど椛に近づいていった・・・

?「へい、仮面のローブ。何しに来たんだ?」

?「おい、痛い目に逢いたくなかったら、金目の物を出しな・・ヘヘッ」

?「ちょっとこっちに来いよ・・・悪いようにはしないからさ・・・ククッ」

チンピラ風情が椛の周りにたむろって来た

椛「・・・うるさい」

?「・・・?あ?何て言った?聞こえねぇーよ、もっと大きい声で・・・」

椛「・・・死ね、ゴミ・・・」

椛がそう言った瞬間、ローブからキューブが飛び出し、鋭利なナイフに変形し、

?「んあ?・・・ぐぇ・・・」

?「ひっ・・・ぎゃあああぁぁ・・・」

?「・・・グハッ・・・」

そのままゴミ(チンピラ)を葬った・・・

?「ッ!?」

周りは騒然とした・・・そりゃそうだ、いきなり1人の謎のローブに3人がやられたのだから・・・

椛「・・・はぁ・・・人殺しはなかなか、心に来ないな・・・」

周りはその声を聴いて・・・

?「ひぃ・・・きゃああああぁぁ!」

?「うわああぁぁ!」

?「・・・まじかよ・・・」

?「・・・面白れぇじゃねぇか・・・」

ホームから逃げるもの、唖然として口が閉まらないもの、しなだ眼を向けるものなど、各自様々だ

その時椛は、カウンターに向かい

椛「・・・・・・・・・・暇だな、何処も彼処も・・・」

カウンターさん「・・・・え、あ、はぁ、そ、そうですね・・・」

急に声を掛けられたカウンターの人は驚きながらも返答した

カウンターさん「・・・それで、どういった御用でしょうか?」

椛「・・・いや、暇だから来ただけ。・・・食堂ありますか?」

カウンターさん「・・・はぁ、あちらに食堂があります、食べる際はどこかのテーブルでお食べください」

椛「あんがとさん・・・」

椛はカウンターの人に案内された食堂に行き、

椛「・・・すみませーん」

食堂のおばちゃん「ん?何だい?何を食べるんだい?」

椛「・・・茶碗一杯分のご飯と焼きのり5枚とイカの塩辛よろしく」

食堂のおばちゃん「あいよ、できたら呼ぶから、名前を教えな」

椛「・・・もm・・・桃示だ・・・」

食堂のおばちゃん「桃示・・ね、あいよ、どこかに座って待ってな~」

食堂のおばちゃんは何事もないように食堂の奥で調理をし始めた

椛「・・・あ、お金ねぇや・・・あっ」

椛は何を思ったのか、廊下に転がっているゴミ(チンピラ)を漁りだした

椛「・・・・・お、有った有った、へぇ・・・昔の硬貨みたいだな・・・」

そう言って、ゴミ(以下ry)から拝借をしたのを太陽に当てた

椛「・・・普通の硬貨か・・・まぁいいや、えぇーと、銅貨10枚、銀貨3枚か・・・少なすぎ・・・さすがチンピラ風情」

食堂のおばちゃん「おーい!桃示さーん、できたよー!」

椛「・・・はーい、今行きまーす」

その後、銀貨1枚と銅貨5枚出して、飯を取った。

やっぱり焼きのりとご飯とイカの塩辛を一緒に食うとうまいな!

続く・・・

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