第5話 戦艦=鉄の塊

前回のあらすじ

・後ろからくるぞ!気を付けろ!

・中将が女!しかも、勧誘してきたぞ!

・どうする!椛もみもみ!


本編始まり

ソウナから説明を求める椛

ソウナ「・・・うちの国はセイルガ国・・・ただの農民や商人、旅人などが集まる普通の国さ・・・」

ソウナは少し俯いて、少し目が潤んでいた

椛「・・・つまり、相手さんの国は・・・」

椛は何を察したのか

ソウナ「そうさ、あいつらは第三帝国エグリナ皇国・・・俺たちの国を占領し、税を重くし、自分たちだけ優雅に暮らそうとする残酷な悪魔さ・・・」

椛は俯いているソウナに対して

椛「・・・演技がうまいことは褒めてやるが、帝国の旗がそっちに見えるのは、なぜかな?・・・聞かせてもらおうか?」

ソウナがビクッっと肩を揺らした

ソウナ「・・・はぁ~・・・何であれが帝国の旗ってわかったんだ?」

ソウナが椛に質問をした

椛「そりゃぁ・・・やっぱり勘としか言えないな」

椛は素直に本当のことを言った

ソウナ「・・・プッ・・・ハハハハハ!やっぱり面白い。・・・なぁ、こっちに就くか、あっちの農民に就くか、どっちだ!?」

椛を襲い掛からんとばかりの迫力で質問した

椛「・・・・・・・・・・・」

椛は俯いたまま何も答えない、いわば無防備といっても過言ではない

ソウナ「・・・返信なしか・・・じゃぁ!敵になる前にお前を葬ってやるよ!?」

ソウナがそう叫んだと思ったら

椛「・・・( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \!」

椛が急に大声で笑いだした・・・

ソウナはもちろん、周りの人影たちもその声にこっちを向いた

椛「ククク・・・アハハ・・・ハァ、つまんね」

笑った後にそうつぶやいたと思ったら、周りの空気が変わった

椛「・・・やっぱりどこの帝国も自分の欲求のためにしか考えてねぇクズがいるのか・・・ハッ!面白い・・・」

ソウナ「何を・・・」

椛「何を?そんなの簡単!どんな小説を読んでも帝国の政治は腐っているからさ!( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \!」

椛はまた笑い出した。ソウナはその姿に少し恐怖した

ソウナ「じゃぁ、お前はどうするんだよ!帝国を滅ぼすのか!?皇帝を殺すのか!?」

椛がソウナの叫びを聞いて笑いを止めた

椛「・・・それも良いが、俺はいま安置に行きたい。・・・そこで一回帝国の有様を見るつもりだ」

ソウナはㇵァ?と思った

ソウナ「ここから逃げんのか!?少将1人殺して!?逃げられると思っているのか!?」

ソウナがそう言うと、頭上に近代的な大きな戦艦2隻あった

椛「・・・おいおい、どうやってそんな近代的な兵器作ったんだよ・・・」

椛は半ば呆れながら楽しそうに口の端を吊り上げて聞いた

ソウナ「これは、昔の遺跡から見つかった戦艦・ガーベルと戦艦・アカマさ!?

どうだ!これから逃げれると思ったのか!?」

ソウナはこれでもかと言うほど叫んだ。

この戦艦を見たセイルガ国の兵士は呆然と立ち尽くしていた・・・

椛「・・・クハハハハハ!面白い!・・・だが、その戦艦を完全に操れたらの話だがな・・・」

椛は逆にソウナを煽った

ソウナ「ッ!?・・・なぜ、使えないことを?」

椛はこう思った(こいつ脳筋だな絶対ペラペラしゃべるよ)

椛「昔の近代兵器だ、使いこなせるほうが難しい・・・それに、最初から攻撃をしないところ、結構な魔力やエネルギーが必要なんだろう・・・」

(それに、ワープはしないし、防護壁すら出してない・・・完全にただの鉄の塊が浮いてるだけだろあれ・・・)

椛は呆れていた

その頃ソウナは大きく空気を吸って

ソウナ「全軍に次ぐ!今から目の前にいる人間!颯来樹椛を捕縛対象とする!セイルガ国の兵は後回し!この男を捕縛したものは少将に昇格!そして、この男は2隻の戦艦について何か知っていることがあることが分かった!半殺しをしてもよい!総員!この男を逃がすなぁ!」

??「「「オオオオオオォォォォォ」」」

全員はソウナの言葉に反応し、椛に向かっていた

椛「そげな、馬鹿な・・・安置に行くから逃げるんだよぉぉ!」

椛はボードを操り、反対側に向いて時速60㎞オーバーしてそうな速度で逃走した

??「「「ッ!?速ッ!?」」」

誰もが思う、一般人の平均魔力量は100だ、この数は魔力をある器に入れてその量で魔力量が決まる。しかし、浮いているだけでも消費する魔力を余計にさっきまで戦闘していたから結構消費している。だから、追える人はあまりに少ない

ソウナ「待てやぁ!ゴラァァァ!」

ソウナはいつもの様に大剣を横から滑らせながら切っているが、いまの椛には躱すことはしないでそのまま、逃げた。

椛「バイバイキーン!」

椛はその場を後にして、空の彼方に消えた

続く

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