バカのように

黒梅「じゃあ、次はこっちに連いてきて。」


花束を持ったまま飛んでったボク。


黒梅「う~ん。何処だっけな?」


なんか申し訳ない感が半端ない。


ミカエル「ボクの為にそんなにしなくてもいいのに...」


どうやら聞こえたようで振り返った黒梅。

そしたら叫んだ。


黒梅「何言ってんだ!俺がしたいことだからいいじゃん!」


予想外過ぎて地味に怖いんだけど。


ミカエル「......そうか。」


黒梅「だから気にすんな。」


それにもう着いたしとニシシと笑いながら付け足した。


ミカエル「なんか、バカみたいな笑い方だね。」


黒梅「なっ!俺、こう見えてもとても頭いいし物知りなんだぜ。」


ミカエル「と言いながら本当はどうだろうか。」


と小バカにしたボク。

着いた所は丘の上で夕日がよく見える場所。

そして他愛のない話を駄弁っていた。

話していると、彼と昔から知っているみたいで不思議な感じ。









ザザザッ



「また0点取ったの!?いくつ取ったら済むのよ?」


「これ相当面倒臭かったし、俺いなかったもん。いい点数とれるわけないじゃん。」


「はぁ。また勉強教えてあげるわよ。だけど、次は100点目指して。」


「うえーい!粉雪の勉強の教え方分かりやすいんだよな~。」



ザザザザザザザ




ミカエル「バカか~」


黒梅「?」


ボクは景色を眺めながら、バカについて考えていた。

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