光のように


気持ちがむしゃくしゃ。

気晴らしに人間界へ降りよう。

大天使達は慣れているから大丈夫だろう。

行こうか。




















人間界に降りたら湖の近くの大きな木の天辺に座って歌うのが好き。

今日は太陽が二倍美しい。今しか太陽を眺められない。太陽に弱いアルビノのボクにとっては日光は毒のようだ。

小鳥達が絡んでくる。皆久しく戻って来たボクにお帰りと次々と言ってくる。

そして、ボクは息を大きく吸って、歌った。


ミカエル「

モノクロの世界に

君、一人、寂しいよね

ごめんね、僕は何も出来ない

これ以上は出来ない


君、一人、そこに残してしまった

君を助けたかったんだ

死を選ばないでね

絶対に


僕は間違えたことは

涙を流した位いっぱい

だけど、君を生かすことは

間違いじゃなかった筈」


あれ?こんな曲は初めて歌った。

いつもそうだけど。

歌う時は何故か、知らない歌を歌うボク。

よく分からないな。


そう思っていたら、後ろから音がした。



???「粉雪!!!!!!!!」



粉雪?誰?と思いながら後ろを振り向くと、光のように綺麗な


















悪魔がいた。

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