私の知人女性にも昔、ある女性声優さんが大好きな人物が居ました(この作品でモデルになっている有名声優さんとは別の人ですが)。他にも、女性のアイドルが大好きだという女性ファンなどは、実際けっこう少なくないように思います。その感覚は、正直これまで男性である私にはどうもピンと来ない部分があったのですが、このお話を読んでいるうち、その謎の一部が少しだけわかったような気持ちになれました(その理解が果たして正しいのかまではわかりませんが)。まだ第三話ですが、今後の更新に期待しています。
お姫様を希求する「私」視点で綴られる物語。彼女風に言うと「お姫さまじゃない」「私」は、世間の厳しい風にさらされながらも目的の遂行を目指します。ぽろっとこぼれる世間を皮肉る言葉には「ああ、わかる…」と頷いてしまいます。個人的には一話のシンデレラについてのシニカルな描写が好きです!
お姫様に憧れる?支えたい?女主人公が、声優界の姫こと田丸あかりんに入れ込んでグッズを買ったりする話。…明らかに実在のあの声優をモデルにしています(笑)。しかも活動休止宣言までさせちゃって、小ネタ満載です。このあとどうなるのか楽しみです。普通に違う姫探しへ移行するのか、あかりんを追い続けるのか。