ようこそ、理想郷へ〜Luck値カンストのトラブルメーカー〜

林桃華

第1話

  ープロローグー

 

君は何を求めている?


(何って?信頼さ、何も揺らぐことのないつながりさ)


そうか、ならこれを君にあげよう


《ユニークスキル「絶対契約」を手に入れました。》


他には何を?


(知りたい、知らないということが怖いんだ)


ならこれもあげようか


《スキル「鑑定」を手に入れました》


さぁさぁ何でも言ってくれよ


(なぁ、あんたは誰なんだ?)


意識があるのかい?やはり君の魂は凄いな、喜んでいいんだよ?


(...理解ができないが、結局あんたは誰なんだ?)


あ、あぁ、私はね、女神様だよ!


(...は?はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?)


お、やっと驚いてくれたか


(待て、女神ってことはあんたは神様か?)


そうだよ?だからもっと崇めてくれてもいいんだよ?


(いや、なんかお前は崇めたくない)


むぅ君は案外失礼だね


(悪いな、で、なんでその女神様が俺の目の前に?)


あ!その事を話さなきゃね!実はね、天界を散歩してたら君の魂を見つけたんだよ!


(そうか、いや、待てよ?俺の魂って言ったか?)


言ったよ?あぁ、君は死んだからね


(...そうか、俺は死んだのか) 


ん?意外と驚かないんだね...あ!もう時間がないよ

すぐに君の魂をちょっといじくって、転生させるからまた後でね!バイバイ!


(...おい!今転生って言ったよな?俺の魂どうする気だよ!?おい!!おい.....!!)


 俺は光に飲み込まれた、白い世界が永遠に続くようだった、でも今思えば一瞬のことだったんだ

 

そして俺は異世界へ転生した。

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