平和な世界で軍隊はどうなるのか。
わりと重めのテーマをうまく自分のものにしています。
キャラの掛け合いのテンポがいいですね。
一話の掴みがバッチリでした、突然自分の日常が変わったら
こうなるだろうなというところがうまく台詞に表れています。
「途方もない感じ」の表現が実に上手い。
前向きに頑張るキャラ達の姿勢も好感が持てますし
漁業の方法も自衛隊ならではのロマンのあるものです。
自衛隊だけに協調性があって統率のとれた掛け合いからなる
勢いのよさがこの小説の特徴だと思います。
ちょっとした時間に読むのがオススメです。
急激な日常の変化になんとか追いつこうとする男達の活躍を見れば
自分も頑張ろうと思えるかも知れません。