第6話
やっぱり世の中、“悪いこと”は重なって起こるもの、と相場が決まっているようで―――。
だから練習後にこういう事態となったことについても、ああやっぱりな、と。
そう、ただ思っただけだった。
案の定、教室に置き去りにしてくれやがった連中からあること無いこと面白おかしく吹聴されまくってしまったようで。
遅れて俺が野球部の部室に到着した頃には既に、その場にいた全員が先ほどまでのあらましを詳らかなまでに知っていた。
なにせ、話題に事欠かない星先輩の、よりにもよって滅多に聞けない振られネタ、なんだからな。これが面白がられないハズもないってモンで。
俺が部室のドアを開けた途端、まさにパパラッチに囲まれたスターさながらに華々しく注目を浴び、あげく『よっ、この路チュー男!』『真奈ちゃんの“初めて”の男めー!』などという声がひゅーひゅー投げられる。――だから『路チュー』て……いや、もう何も言うまいさ。
とにかく、この話題を皆がどんなに面白がっていたのかが、これだけでも分かろうってモンだろう。俺一人がマトモに取り合わなかったところで、そうかんたんに下火になってくれるハズもない。
最初は一年生部員の間だけの話でも、こう声高にあちこちで噂されてれば、やがては上級生にまで飛び火していくのはアタリマエ。
結果、練習開始の準備が終わり、グラウンドに二、三年生が姿を見せ始めた頃には既に、何やかやとその話題は全部員周知の事実となっていたのだった。
――後から聞いたところによれば、それは野球部内だけでなく、それこそ校内の至るところで話題にされていたそうだ。そのため、中には部室に来る前から聞き知っていた部員もいたらしい。間違いなくソースは、あのとき教室内にいた野球部員以外の誰かだろう。
土曜日の午後、なんていう通常よりも人の少ない時間帯なハズなのに、まったくソラ恐ろしいったらないよな人の口コミとやらの威力は。
しかも、口コミ特有のタチの悪さまでをも発揮してくれやがり、ただでさえ必要以上の尾ひれハヒレが付けられた噂だったっつーのに、気が付けば、またそれに輪をかけ更に背びれ胸びれまでもが付けられていたのである。
だって、当初は“真奈が星先輩のキスを拒否ってビンタ喰らわせた話”と“俺と真奈が既にデキあがっていた話”が別々だったのに、いつの間にやらそれが合わさって“どうしてもあきらめられない俺が力づくで星先輩から真奈を奪い返した”って話になってたんだから。しかも、件の“路チュー”だって、先輩から真奈を取り戻すために俺から仕出かしたことになっていた。ここまで事実無根も甚だしいと、もはや涙はおろか嘆く気力すら出てこない。
なもんで、誰彼ともなく顔を合わせるたびに面と向かってサンザンからかわれる立場の俺は言うに及ばないが、誰もが面と向かって絶対にその話題を出すこともできない当事者どストライクの星先輩に至っては、グラウンドに姿を見せた時から既に、あからさまに不機嫌そのものだった。
どうやら先輩の耳も、尾ひれハヒレ背びれ胸びれが付いたそれを、まんまと仕入れてしまったらしい。
その様子といったら、普段の先輩を知る者にとっては、もはや別人。見る者みなに、笑顔や愛想というものを全て取っ払ったら人間は誰しもあんな表情になるのかもしれない、とまで思わせてくれたくらいだ。
やはり、ちやほや持ち上げられることに慣れきった人間は、たとえどんなに些細なものであっても悪く言われるのは我慢ならないものなんだろう。
特に星先輩の場合、キスごときで自分がひっぱたかれるなんて想定外も甚だしいことだったろうしな。自分になびかないオンナ、なんて存在自体、そもそも考えたこともないだろうし。
そんなとこへきて更に不名誉な噂までもがあちこちで囁かれているとあっちゃー、とてもじゃないけど普段どおりではいられないに違いない。
そういう、ちょっとでも触れたら最後、何が返ってくるかわからないという状態の人間に近寄りたいとは、誰だって思わないだろう。
君子、危うきに近寄らず。――偉大なる先人は素晴らしい言葉を遺している。
さすがに今日ばかりは、誰もが先輩を遠巻きにし、近寄らなければならない者は、まさに腫れものにでも触るかのように接するほかなかったのである。
だから俺も俺で、不本意きわまりないことだがまがりなりにも当事者だからな、なるべく先輩と視線を合わせないよう、なるべく先輩の視界の中へ映り込まないよう、自分なりに気を遣っていたつもりだ。
でも一方で、そんなことで逃げられるはずもない、とも思っていた。
最初から、こうなることは分かっていたことだったのだ。
ボールを誰もいない用具室に運び入れた途端、背後に人の気配を感じた。
ハッとして振り返ろうとしたや否や、いきなり背中に人の手で力いっぱい突き飛ばされた衝撃を感じ、そのまま山と積まれている石灰袋の壁へと激突し倒れ込んだ。
もうもうと立ち上がった埃の中、あちこちに響く鈍い痛みに軽く呻きながら身体を起こそうとしたが、おもむろにスパイクの足で腹を踏みつけられて阻止される。
そして、すかさず腹部に何度も振り下ろされる、幾つもの重い蹴り。――あきらかに複数の人間によるもの。
足と一緒に「おまえ生意気なんだよ!」「いい気になってんじゃねーよ!」などといった罵倒の言葉をも振り下ろされているのが聞こえるが、絶え間なくもたらされる痛みに耐えるので精一杯の今の俺には、よく認識できていなかった。というより、いちいち認識する必要もないものにしか思えなかった。
「――おい、首から上はやめとけよ。目立つからな」
だが、ふいに響いたその言葉だけは、ただ一つ明確に認識した。
星先輩の声で聞こえてきた、その言葉だけは。
その瞬間に、ようやく自分の置かれた状況をハッキリと理解する。
――コイツら、星先輩の取り巻きか。
いくら入部して日も浅い部内の派閥もよく分からない新入生とはいえ、それでも星先輩の周りには、それこそ“同類”とでも括れそうな、野球部員にしてはチャラいお友達連中がいることを知っていた。また、一部で『信者』とも揶揄される、それこそ心の底から先輩を尊敬し支持する熱狂的な部員がいることだって知っている。
いま俺を囲んでいるのは、おそらくそういった連中なんだろう。
当の先輩は、声の様子や聞こえてきた方向からして、俺を取り囲んでる輪から離れたところでニヤニヤ笑いながら高みの見物でもしているのに違いない。
そもそも、この用具室へボールを運ぶよう押し付けられたところからして、何かヘンだなとは思ったのだ。
だって、無理矢理のように俺にボールの片付けを押し付けてきたそのシチュエーションは、どう考えても不自然きわまりなかったし、押し付けてきたソイツは明らかに挙動不審で、目だってカンペキなまでに泳いでいたのだ。おおかたのとこ、いま俺を蹴ってる誰かに脅されたかしたのだろうが。
だが、それが分かったところで、何がどう出来るワケじゃない。
とにかく今は、打ち寄せる痛みに、俺は身体を丸くしてひたすら堪え続けるしかなかった。
――野球部なんて、どこでもこんなのは日常茶飯事だ。
ほかのどんなスポーツよりも旧態依然とした規律や風紀が重んじられる世界であるがゆえに、だろうか。
どんな些細な問題でも、明るみに出たら最後、部ごと巻き込んだ連帯責任となってしまう。特に高校野球界は、それが顕著だ。毎年どこかしらの野球部がなんだかんだと叩かれては公式試合の出場を辞退したり出場停止を食らったりしているニュースが当然のように流れているんだから。
そんな身動きも窮屈な世界の中では、そりゃウップンだって溜まろうってものだろう。
誰もが、周囲の望むような勤勉で健全な野球少年でいられるワケがない。
加えて、それが部活動でしかない以上、活動実績は顕著に内申点に反映されることになるし、容赦のない勝負の世界でもある以上、“勝ち組”の陰には確実に“負け組”も存在する。
切磋琢磨の競合精神、そんなもの以上に、妬み嫉み恨みつらみ……あらゆる負の感情が、そこに生まれる。
その恰好の捌け口となるのが、上級生から“目立つ”“生意気な”等と目されてしまった、でなければ、小柄で気が弱そうで絶対に反撃なんて出来無さそうな、そういう新入生だ。
野球部、という狭くて窮屈な世界の中では、新入生は上級生に逆らうことができないのは絶対だし、その横暴を他に洩らせば連帯責任になってしまう以上、明るい前途を夢見ていればいるほど、自身の甲子園への道が断たれることを決して望んだりしないものだ。
それゆえに誰もが口を噤み、その“ウップン晴らし”は外に洩れることが無い。
そして新入生は、やがて上級生となり、同じことを次の代へと繰り返す。
数々の伝統と共に、先輩から後輩へ受け継がれ続けてきたのだろう。これからもきっと受け継がれ続けていくに違いない。
そういう、野球部員としては相応しくないとされることをそうと覚られずに為せる
そんなことは、これまでの経験上、もうとっくの昔に分かり切っていたことだった。
俺自身、こういった部内の暴行を受けるのも初めてではない。
なにせ俺は、体育会系男子にしては小柄でガタイも貧相な部類だし、しかも野笛いわく『いかにも幸薄そうな顔』とやらをしていることもあって、そういった弱っちい上っ面だけを見たなら“絶好のカモ”って存在だからな。
それに、今回は真奈とのこともあった。
ああやって面白おかしく噂にされたことでプライドを傷つけられただろう星先輩が、むざむざ黙っているはずもないと、覚悟してはいた。
だが、今日の今日で、もうこういう事態になっているとは……これはさすがに俺の考えが甘かったようだ。ウチの野球部における星先輩の大きさを見誤っていたらしい。
とはいえ、とにかく堪えてさえいれば波は過ぎ去ってくれるということも、これまでの経験上、理解している。
今の俺に出来ることといったら、それだけしかない。
――あーでもバットとか持ち出されたらサスガに死ぬかもなー……。
ボンヤリと、そんなことを思う。
なにせここは用具室、手の届く距離に山ほどバットは置いてあるし、ほかにも凶器になりそうなものがゴロゴロある。蹴るのに飽きたら、いつそれらを持ち出されてもおかしくはない。
つか、それ以前に。これ以上ヘタにやられ続けたら、アバラの一本や二本くらい折れることにだって、なりかねないではないか。
――いい加減にしてくんねーかな、ホント頼むからマジで……。
もはや痛覚までがあまり感じられなくなってボウッとかすんでくる意識の片隅で、ただそれだけを願った。
ちょうど、まさにそんな時だった。
「――そろそろ切り上げたらどうですか」
ふいに入口付近から響いてきた、その低い声。
と同時に俺を蹴り付ける足が一斉にピタリと止まった。
「それ以上まだ続けられるようでしたら、人を呼ばざるをえませんが」
「…誰だよ、テメエ?」
続いて聞こえた星先輩の言葉からすると、どうやら野球部の人間ではないようだ。
でも俺には、その抑揚のない声が、よく知っているもののように聞こえた。
「ただの通りすがりですので、お構いなく」
「それはこっちのセリフだ。単なる通りすがりに部内のことをとやかく言われたくねえな」
「失礼しました。確かに部内のことでしたら部外者が口を出すのはお門違いですね、すみません。――でも……見たところ、明らかにミーティングなどではありませんよね」
そこで先輩たちがぐっと言葉を詰まらせたのが、気配で分かった。
「部内で何をされていたのかなど、おっしゃるとおり、部外者の僕が口を出すべきことではありません。ですが、それが度を過ぎた暴力を伴なったものであるならば、話は別です」
どこまでも淡々と落ち着き払った声は、静かに先輩を糾弾する。
「しかるべきところに、僕は見たままを報告するだけですよ。――まるで一方的なリンチにしか見えなかった、とね」
「そんなこと、できるもんなら……!」
「ところで、最近の携帯電話は便利ですよね。録音機能もあれば、動画まで撮れるんですから」
おそらく脅し付けようとしかけた先輩の声が、それできっぱりと遮られた。
――そう言外に“証拠もあるんだぞ”と突き付けられちゃー、な。
誰だか知らないが、なんて強気で隙のない交渉しやがるんだ。そこまで周到に逃げ道を塞がれちゃ、さすがの先輩だってグウの音も出せなくなるだろうさ。
ふいにバンッと扉が開く音がして、さきほどよりも明るく室内が照らし出される。
半開きだった出入り口のドアを、そいつが全開にしたらしい。
「…まだ、続けますか?」
言うまでもなく、“出ていけ”のサイン。
星先輩はチッとひとつ悔しげな舌打ちを洩らすと、そのまま足音も荒く用具室から立ち去った。俺を囲んでいた連中も、それを追うようにバタバタと駆け去ってゆく。
その足音が聞こえなくなってから、ようやく俺は、その場でもぞもぞと身体を起こした。
「う、ぃてててて……!!」
いざ身体を動かしてみれば、さっきまで遠のいていた痛みが戻ってくる。
呻きながらも全身を絞めつけるような鈍痛に堪えながら、やっとのことで上半身を持ち上げると、座った身体を石灰袋の山へ預けた。
そうして開けた俺の視界に映ったのは、夕闇に沈む薄暗い用具室、開け放たれた出入り口の扉、そして……、
一人佇んでいる、学校制服に身を包んだ縦に長い人影。
その人影が、俺を見下ろして声をかける。
「大丈夫か?」
――思わず息を飲んでいた。
身体が硬直する。どくどくと心臓が鼓動を早める。呼吸が乱れる。
そこに立っていたのは、こんなところにいるはずもない人間。
しかし、俺がよく知る人間だった。
「
呆然とその名を口にした俺に、そいつ――開人は。
口許に微かな笑みを浮かべ「ひさしぶり」と、呟くように告げた。
「相変わらずみたいだな、オマエは」
そして、大仰にぐるっと首を巡らして、さして広くもない用具室の中を見渡してみせる。
「こういうところに連れ込まれやすい」
「おっ…、オマエこそっ……!」
反論しかけた途端、ふいに視線が合わさった。
「オマエこそ……こういうところに連れ込まれたじゃねーか、一緒に……!」
即座に視線を逸らして反論の語尾を力なくすぼめながら俯いた俺の向こう側、「そんなこともあったっけな」という言葉と、まるで息を吐くようなフッという笑いが聞こえた。
「でも俺にとっては昔の話だ」
「…………」
伏せた顔の下で、俺は力いっぱい唇を噛みしめる。
開人――
小学五年生の時に転校してきた開人と同じクラスになって以来、俺たちはずっと良き友人関係を続けてきた。
知り合った早々からウマが合って、すかさず俺の入ってた地元の少年野球チームに開人を引きずりこんで、進学した中学でも一緒に野球部に入部して―――。
そうやって、いつも一緒に野球をしてきた、俺の一番の野球友達だった。
同じ夢を追う良き仲間であり、良き友人であり、そして良きライバル。
それがずっと続くのだと思ってた。
あの頃の俺は、この先ずっといつまでも、開人と一緒に野球を続けていくことを信じて疑いもしなかった。
それを壊したのは……ほかでもない、俺自身だ―――。
今しがた見上げていた開人の胸元は、そこに夕暮れ時の僅かな光を二つ、反射させていた。
その制服の胸に光る二つの徽章―― 一つは俺も付けているのと同じ只の校章だが、もう一つは、特進科の生徒であることを示すものだった。
特進科――特別進学科は、いわばウチの高校のエリート選抜コースってやつで、その名の通り、有名大学への進学のみを目的としている。
普通に入学するには少々難関と評判であるウチの高校の、中でもここは最難関だ。
なんだかんだ言ったところで所詮、入学枠の広い普通科ならば、単願と付け焼刃を駆使すれば真奈でも入学できてしまう。
だが、特進科ではそうはいかない。入試に普通科で求められる以上の学力を要求されるのは当然ながら、入学枠も極めて少なく絞り込まれているのだ。
中学で野球をやめた開人は、もともとの頭の良さも手伝って、みるみるうちに学年トップの成績を不動のものとした。
その成果が、あの徽章に顕れている。
それが、俺にまざまざと現実を突き付ける。
もう既に開人は、そうやって自ら切り開いた野球以外の道を選び、歩んでいるのだと―――。
知らず知らず震え始めていた右手に気付き、咄嗟に拳に握り込むと、慌てて自分の身体へと引き寄せた。
力を籠めてぎゅうっと握り込んでも、一向に震えが止まってくれない。
「――何しに来たんだよ」
開人にそれを気付かれないよう、少しでも別のことに逸らしたくて、だから俺は声を投げた。
「なんでオマエが、こんなところにいるんだよ」
そんな問いを掛けたところで、俺の望む返事なんて返ってこないことなど、とっくに分かってはいたけれど―――。
僅かに震えていた声が開人に気付かれていませんようにと、本気で願った。
「ちょっと心配になったんでな」
そんな俺とは対照的に、相変わらずの様子で淡々と開人が応える。
「あの星先輩とオマエで柏木を取り合ってる、なんてウソクサイ噂を聞いたもんだから」
「え……?」
その返答は、身構えていた俺にとって、まるっきりの肩すかしだった。
思わず俯いた顔を上げて見上げてみれば、見下ろす開人の表情は、あきらかに愉悦を含んでいる。
「また愉快なことになってんじゃないかなーと、気になって見にきてみた」
「…………」
「まさか、こんな場面にまんまと遭遇するとは思ってなかったけどな。まあ、それも案の定、ってやつか?」
「………このヒマ人め」
その言い草にはさすがの俺も馬鹿馬鹿しくなって、思わず頭を掻きむしりながら盛大にタメ息を吐いた。
「何だってんだよ、まったく、どいつもこいつも……」
「そう拗ねるなって」
今度こそ口許だけでなく声を立てて笑った開人は、まるで昔のままのように見える。
「安心しろよ。――もう来ないから」
だが、その声音には、もはやどうしたって埋め合わせできないひんやりした距離を感じて、再び俺は唇を噛んで俯いた。
「おまえを困らせるつもりはなかったんだ。こうやって会う気もなかった。なりゆき上、仕方ないことだったとはいえ……悪かったな」
何か言葉を返したいと思っているのに……俺は何も返せない。引き結ばれたままの唇を解くこともできない。
「じゃあな、洋。これしきのことで挫けてないで、おまえはおまえの野球、続けろよな」
そうしながらじゃりっと砂粒がコンクリートに擦れる音が聞こえ、その場で開人が踵を返したのだろうことが分かった。
革靴の踵が立てる音に向かって、ようやく俺は「ありがとう!」と俯いたまま言葉を投げる。
「止めてくれて助かった……ありがとう……」
その言葉に応えてくれたのは、ただ去っていく靴音のみ。
「ありがとう……相変わらず、おまえはいいヤツだよな……ホントに、さ……」
それでも俺は、一人その場で呟き続ける。
「おまえが、そんなヤツだから……!! 俺はもう、ここに居るのが苦しいんだよ……!!」
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