SS ミカの飲んだくれ観察日記

 我が宿には、現在、そこそこなランクの冒険者様が宿泊していらっしゃる。

 冒険者達が懇意にする定宿はもっと冒険者ギルドの近くにあるのだが、そっちは騒がしくて嫌いなのだそうだ。

 それに、どうやらうちの宿の料理を気に入ってくれているらしい。


 ほんの小さな宿で、従業員は家族のみ。そんな状況だから、利用客との距離も自然と近くなる。

 結果、宿の受付兼看板娘(自称)のリザと宿泊客でもある冒険者のミカが仲良くなるのも自然の理だったのかもしれない。

 まあ、ぶっちゃけていえば二人が二人ともかなり重度な酒飲みであった事が一番の理由であったのかもしれないが。




○月×日

 昨夜はミカとかなり深酒をしたせいで朝がものすごーく辛かった。

 仮病で仕事を休みたいと思ったのは本当に久しぶり。

 ま、自分の家の食堂で飲んでたんだから、二日酔いって事は誤魔化しようがないし、なんとか頑張って起きたけど。

 もうしばらく、お酒は見たくないわね~……。そんなこと言いつつも、夜になればまた飲みたくなっちゃうんだろうけど。


 ミカは、ランチタイムが過ぎてからやっと起き出してきた。

 ミカはいいわよねぇ。私と違って、冒険者って決まった時間に起きなきゃいけない訳じゃないし。

 冒険者が危険な職業だって分かってはいるけど、ちょっと羨ましいなって思う。ま、どう頑張ったところで、私に荒事は向いてないけど。


 ミカとコンビを組んでいるお兄さんは、きちんと朝から出かけて行った。

 ミカのお兄さん、ワイルドで結構いい感じなのよねぇ。性格もそんなに悪くないし、乱暴者って感じでもないし。

 彼女もいないみたいだし、どんな女がタイプか、今度ミカに探りを入れてみようかな。


 好みと言えば、ミカも結構ナゾな感じ。

 ちょっとガサツだけど、顔もスタイルも抜群だから結構モテるみたいなのに、まるで興味がないみたい。

 懐が寂しい時なんかは、たまにおごってもらったりするみたいだけど、ちゃんとその日の内には帰ってくるし、特定の人と付き合うつもりもなさそうなのよねぇ。

 誰か意中の相手でもいるのかしら。こっちもちょっと探りを入れてみようかな。






 「ねえ、ミカ?」


 「ん~??」



 昼間、あれだけ酒なんか見たくもないと思っていたのに、やはり日が落ちてみれば、客の途絶えた宿の食堂でリザはミカと二人、杯を傾けていた。

 少し酒が入ってトロンととろけたミカの顔を見ながら、ふと昼間に浮かんだ疑問をぶつけてみることにした。



 「ミカってさぁ、恋人作ろうとは思わないわけ??」


 「恋人ぉ~?」


 「うん。ほら、結構モテるのに、特定の人とくっつこうとしないのはなんでかなぁと、素朴なギモンがわいちゃって」


 「モテるっつってもなぁ。あいつ等、オレの胸にしか興味ないんじゃねぇの?いつも胸ばっかみてるしよ。そういうのと付き合うとか、ぶっちゃけありえねぇだろ?」



 昨夜の教訓からか、グラスの中の酒をちびちびとすすりながら、ミカは不機嫌そうにそう返す。

 確かにそう言われれば、ミカに群がる男達の大半はミカの胸に夢中な印象はある。

 だが、それも仕方がないと思う。


 ミカはいつも薄着だし、平均以上の胸の破壊力は抜群だ。

 胸を見られたくなければもっと隠せばいいのにと思うのだが、それもなんだか負けたようで嫌なのだそうだ。


 だが、リザに言わせれば、男なんてものはみんな女の胸が好きな生き物だ。

 行儀良く欲望を隠せるお上品な男なんて、この辺りではとんとお目にかかった覚えなどない。冒険者なんて職種なら、余計にそうだろう。

 えり好みしていたら結局捕まえ損なって嫁き遅れになると思うのは自分だけだろうか。まあ、実際婚期を逃しつつある女に心配されたくはないだろうけど。



 「ふうん。せっかくモテてるのにもったいない」


 「不特定多数の輩にモテてもうれしかないね」



 ふんっと鼻息荒く答えるミカの顔を見ながら、リザはほんのり首を傾げ、そして、



 「……もしかして、ミカって好きな人がいるの?」


 「ぶっ……げほっ。はぁ?な、なにいってんだ!?」



 何気なく問いかけたら、思っていた以上に過剰な反応が返ってきた。

 誤魔化そうとしているが、ほんのりと耳まで色づかせたミカの様子から、答えは明らかだった。



 (好きな人、いるんだぁ)



 ちょっと意外に思いながらも、目の前の酒好きの友人が想いを寄せる相手はどんな人物だろうと、断然興味がわいてきた。



 「ね、どんな人なの?ミカの想い人って」



 少し身を乗り出すようにして問いかける。



 「……ばーか。んなのいねーって」


 「うそ。絶対いるでしょ。ミカの顔、真っ赤だもん」


 「……そんなの、酒のせいだろ?」



 唇をとがらせて何とか誤魔化そうとするミカの額をぺしっと指先ではじいて、



 「ミカのお酒の許容量なんてお見通しよ?これくらいであんたが酔うわけないでしょ?」



 リザはにんまりと笑った。



 「くっそ~。誤魔化せねぇか」


 「観念して、さっさと吐きなさいよ。同じ冒険者なの?」



 その問いかけに、ミカは諦め混じりの吐息を一つ。そして、



 「……冒険者じゃねぇよ。でも、出会ったきっかけは、兄貴と一緒に受けた依頼だったな。あいつは道案内役でさ。きれいな顔をしてるくせに、腕っ節が強くて、一本筋が通った性格をしてて。気がついたら、目が離せなくなってたな」



 そんな言葉を皮切りに、話し始めてしまえばミカの口からは好きな相手の話ばかり。

 結局、宴の終わりまで話が尽きる事はなく、リザはその晩だけでずいぶんとミカの想い人について詳しくなってしまった。






○月△日

 雷砂。それがミカの想い人の名前らしい。ずいぶん珍しい、変わった響きの名前だ。

 昨夜だけで、ずいぶん、その雷砂について詳しくなった気がする。


 雷砂はきれいな顔立ちで、背は小さくて、可愛くて、かっこよくて、強くて、凛々しくて、性格もよくて……とにかく、まあ、すごい人のようだ。世の中、そんな完璧な人間なんているものかしら?

 でも、雷砂はミカの語る妄想ではなく、実在しているのは確かなようだ。どんな偶然なのか、たまたまこの街に滞在していたらしい。


 昼間、雷砂と先に再開を果たしたお兄さんからその話を聞いて、ミカが狂喜乱舞している様子は傍目にも、なんだかほほえましかった。

 その雷砂は冒険者登録をして依頼に出ているらしく、ミカはその依頼終わりを狙って奇襲をかけるつもりのようだ。

 受付の前に陣取って、にやけた顔で延々とその話を繰り返す様子は可愛らしいとも言えたが、仕事をするには非常に邪魔でちょっとうっとおしかったことを、ここに書いておく。






 深夜。

 リザの友人は大男の背中に背負われて、ほぼ酔いつぶれた状態で帰還した。

 大男とは見知らぬ誰かではなく、ミカの実のお兄さんの事である。



 「お帰りなさい。ありゃ~、ずいぶんと派手に飲んだみたいですね」


 「久しぶりに会った奴と一緒に飲んだから、楽しかったみたいでな」


 「着替えとか、させましょうか?」



 小首を傾げて申し出れば、ミカの兄・ガッシュは申し訳なさそうに眉尻を下げ、



 「すまんな。頼めるか?」



 と頭を下げた。リザはにっこり笑って、



 「ええ、いいですよ。じゃ、ミカの部屋まで行きましょうか」


 「おう、助かるぜ。ありがとな。あ~……」


 「リザ、です。呼び捨てで結構ですよ?ミカもそう呼びますし」


 「わかった。そうさせてもらう。じゃあ、リザ。よろしく頼むな」



 ちゃっかり名前を売り込んで、リザはほくほく顔で階段を上る。

 ミカの評価は低いようだが、彼女の兄のガッシュは端から見ればかなりの有料物件なのだ。

 Bランクの冒険者だと言うだけでも評価はそれなりに高いのに、見た目も悪くないし、人との接し方も割ときちんとしている。

 ワイルドな感じはあるが、ガサツで粗野という印象にはならないところが、またいいなと、リザは思うのだ。

 いい年をして恋人の一人もいないリザとしては、いずれはもうちょっとお近づきになれればいいなとは思う。

 だがまあ、今日のところは酔いつぶれたミカのお世話が優先だ。

 お客様でもあるし、大事な飲み友達でもあるのだから。



 「じゃあ、ミカをベッドへお願いします。後は私が面倒を見ますので、ガッシュさんは休んで下さいね?部屋にお水がなければ、声をかけて下さい。すぐにお持ちしますから」



 にっこりと、とっておきの笑顔を向ければ、



 「おう、悪いな。礼はちゃんとするから、何か考えておいてくれ」



 ガッシュもまた、にっと笑みを返す。



 「いえいえ、お礼なんていいんですよ?」


 「や、あんたにはいつもミカのお守りをしてもらってるしな。今度、飯くらいはおごらせてくれや。行きたい店、考えておいてくれ。じゃ、後は頼んだぜ?」



 言い置いて、ガッシュはあっさり部屋を後にした。

 その背中を見送り、リザはよしっと拳を握る。

 ただのご飯とはいえ、二人で出かけたらそれはデートと同じだ。

 棚からぼた餅的に転がり込んできた幸運に、リザはほんのりと頬を緩めた。


 そして改めてミカに向き直る。正体なく眠る様子は、大分飲み過ぎた証拠だ。

 まずは無理矢理にでも水を飲ませた方が良さそうだと判断し、リザは水を注いだコップを片手にミカの肩を揺さぶった。



 「ミカ?ほら、水。ちょっとでも良いから飲んどきなさいよ」


 「んぅ??らいさ??」


 「残念でした。雷砂じゃないわよ。私よ、私。リザ」


 「あえ?らいさは??」


 「雷砂とは飲み屋で別れたんでしょ?楽しかったみたいで良かったわね?」



 言いながら、ミカの上体を起こして水を飲ませる。

 ミカは素直に水を飲み干し、リザは更にお代わりの水をそそぎ込んだ。

 ミカは、こくこくと水を飲みながら機嫌良く言葉を紡ぐ。



 「うん。たのしかった~。雷砂は久しぶりでもすげーいい感じで、そのまんまのオレでいいんだって優しくて、酒がすげーうまくて」


 「うんうん」



 なすがままのミカの世話をしながら、リザは相づちを打ってやる。



 「そっかぁ。楽しかったのね。よかったわね~」


 「おう!でな、雷砂にくっついて飲むのがまた良くて、けど途中でへんな男が絡んできて、追っ払って、んで、雷砂にちゅーをして……ちゅー、を……」


 「うんうん、ちゅーをしたのね。よかったね~……って、あれ?ミカ??」



 相づちを打ちながら何気なくミカの顔を見上げたリザは、友人の顔がみるみるうちに青くなるのを見て、周囲を見回し、そこそこの大きさの容器を探す。

 幸い、顔を洗うときに使うたらいを見つけたのでそれを手に取りつつ、



 「大丈夫?吐きそう??」



 そう問えば、



 「吐、かないけど、吐きそう。やばい。どうしよう」



 ミカは真っ青な顔のまま、結構しっかりした声で答えを返す。

 吐かないけど吐きそうとはどう言うことだと思いつつ、



 「やばいって、何が??」



 問いかけながら、念の為たらいをミカの前で待機させた。



 「無理にキスなんかして、嫌われる」


 「嫌われるって、誰に?」


 「ら、らいさに」



 ミカは今にも泣きそうな顔でリザを見た。

 ミカほどの美人の唇を受けるのはどちらかと言えば役得だ。キスをしたくらいで嫌わないだろうと思いつつ、リザはミカをなだめるようにその肩を優しくさすってやる。

 そして素直にその意見を伝えた。



 「大丈夫よ。嫌われたりしないって。あんたからのキスなら、むしろ役得よ」


 「そ、そうかなぁ。雷砂はオレのこと、嫌にならない?」


 「平気よ、平気。いつもの強気はどうしたのよ?」


 「うん……」



 ミカはしょぼんと頷き、それからリザを見上げて、



 「りざぁ。おさけ、のみたい」



 そんなおねだりをした。



 「ええ~?まだ飲むの?止めといた方がいいんじゃない??」


 「やだ。のみたい。ちょっとだけでいいから。な?」



 甘えるように頼まれ、リザは渋々折れた。

 青ざめた顔でへこんでるミカが可哀想に思えたから、ちょっと景気を良くしてやろうと思ったせいもある。

 だが、結果的に見てその判断は間違いだった。

 ミカはその後大いに荒れ、雷砂が好きなんだと泣いては飲み、リザはそれをなだめるのに一苦労だった。

 最後にはきちんと告白するように言い聞かせ、なんだったら押し倒してしまえと焚きつけて、無理矢理ベッドに押し込んで寝かしつけた。

 なんとも、まぁ、長い夜だった。






○月□日

 昨日は散々だった。酔いつぶれたミカを介抱して、管を巻かれ、何とか寝かしつけて。

 正直、ガッシュさんとの食事一回じゃ割に合わないくらい大変だった。食事の場所は、ちょっとおしゃれで高いところにしちゃおう。色々リサーチして、ピックアップしとかないと。


 ともあれ、ミカは重度の二日酔いで一日寝ていた。

 夜起き出してから、雷砂に関する色々な情報をガッシュさんから仕入れたようで、今晩もまぁ、荒れていた。

 不安がイライラに変わった感じで、良くない飲み方をしていたので、飲み友達として放っておけるはずもなく、結局付き合って飲んでしまった。

 昨日と同じく雷砂の事をぐちぐちと話し続けるので、やっぱり昨夜同様、雷砂への告白をアドバイスし、ミカに迫られて嫌がる相手なんかいないから、強引に行けと、再度焚きつけておいた。


 もう、さっさとミカと雷砂はくっついちゃえば良いと思う。

 連日このペースで飲んでいたら、さすがにミカも私も体が持たない。

 さて、ミカの雷砂はどんな人物なのか?さすがにそろそろ一度拝んでみたいものだ。





○月○日

 驚いた。ミカの雷砂があんな子供だったとは、まったく想定外だった。

 さんざんミカを焚きつけておいてなんだが、あんな子供を無理矢理手篭めにするのはさすがに犯罪だと思う。


 でも、すでに賽は振られてしまった。もう手遅れだ。


 出来ることは、せめてミカがへたれであるように祈ることくらい。

 神様、どうか、私に犯罪の片棒を担がせるような事はしないで下さい。後生ですから。


 結果はどうなったか?

 とりあえず、神様はちゃんと居たとだけ、記しておくことにする。






 「ガッシュさん、良かったんですか?」


 「良かったって、なにが?」



 ガッシュと並んで遠ざかっていく馬車を見送りながら、リザは問い、ガッシュは首を傾げて妹の友人を見下ろした。

 そんなガッシュを見上げ、リザは唇を尖らせる。

 なにが、なんて、そんなの決まってる。

 こんな風にミカを送り出して良かったのか?ミカと離れて良かったのか、とリザはガッシュに問うたのだ。


 少し前にこの街を出発した馬車の一つに、ミカは乗っている。愛しの雷砂と共に、だ。

 ミカから受けた説明によれば、まだ恋人には慣れていないらしい。だが、恋人になるためについて行くのだそうだ。

 それは、まあ、いい。少なくともミカは幸せそうだった。


 だが、残されるガッシュはどうなるのだろう。

 シングルだと依頼の危険度は増すらしいし、ミカに抜けられたら彼は困るのではないだろうか。

 そう思いながら見送りの場に来てみれば、同じく見送りに来ていたガッシュの様子は思いの外あっけらかんとしたものだった。

 内心、心配していたリザが拍子抜けするくらいに。


 そこでさっきの問いがこぼれ出た。

 ミカが居なくて、ガッシュは困らないのか?ミカを引き留めなくて良かったのか?

 素直に問えば、ガッシュはまじまじとリザを見つめ、それから少し嬉しそうに破顔した。



 「なんだ。心配してくれるのか?」


 「えーっと」


 「ん?違うのか??」


 「……いえ、違いませんけど」


 「そっか、ありがとな。っと、リザ、だったな」


 「名前、覚えていただいた様で何よりです」



 素直な笑顔を向けられて、リザは照れたように目線を外し、それから再びガッシュを見上げた。



 「で、平気なんですか?ミカが居なくて」


 「まあ、最初は色々苦労するだろうけど、なんとかなるだろ?兄弟ってのは、いつかは別れ別れになるもんだと思うしな。恋人とか、夫婦とは違ってよ。これからは、ミカはミカで頑張るだろうし、それに負けないように俺も頑張る。それだけだ」


 「そう、ですか」


 「おう。リザ、色々世話をかけたな。ミカの面倒とか、俺の心配とか」


 「いえ。ミカは友達ですから、当然です。お兄さんは、えっと、ミカのついで、ですよ?」


 「ついでかぁ。でも、ありがとな。じゃあ、ぼちぼち行くか?」



 そう言ってガッシュが差し出した手を、リザはきょとんとして見つめた。



 「はい?」


 「飯。おごるって、約束したろ?」


 「あ……」



 そう言えば、そんな約束をした。酔いつぶれたミカの介抱を引き受けるかわりに。

 なんだか色々あって、すっかり忘れていた。


 ガッシュはリザが判断するのを待つように、首を少しだけ傾け、男らしい笑顔をその口元に浮かべてこちらを見つめている。

 その視線を受けたリザは、ほんの少し頬に血の色を上らせて、それから小さく咳払い。

 ちらりとガッシュの目を見上げてから、差し出されたままの大きな手に、自分の手をそっと重ねた。



 「おう、んじゃ、行くか」


 「はい、お言葉に甘えてごちそうになります」



 にっとガッシュが笑い、それに答えてリザが柔らかく微笑む。

 そうして二人はゆっくりと街の中心部へ向けて歩き始めた。


 二人の関係がどうなるか。

 その結果はまさに、神のみぞ知る、である。

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