ある小説家のいいわけ日誌。

ヤフートップの精になりたい

今日も今日とてPCの前に座っています。かれこれ一時間半。

ディスプレイにはタブだらけのブラウザ、と最小化された書きかけのワード原稿。

もうね、この世界には存在しないんじゃないかとおもうんですよ、ネタが。

みなさんご承知のとおり、すごいね、電脳世界。

火狐にかかれば、この世のすべてを授けてやろうか、ってぐらい知識をくれるわけです。文字媒体だけじゃなくて、画像や動画だってゴロゴロ落ちている。わたしが考えていることなんて、とうの昔に誰かが現実化してるってこともしばしば。

嘘かと思うけれど、蝶ネクタイ型変声機ってアガサより先にわたし考えてたからね。マジで。

知識は文明の力がなんとかしてくれるとおもうんです。

でもね。

その知識たちを運用できないんですよね、わたし。

こんなに満たされているはずなのに、アウトプットひとつできないなんて。ホントわたしって才能無いんじゃないかっておもう。

才能か。

続けることは才能だって誰かが言っていたけれど、

あんまり長続きしない性格だもんな、わたし。

ノリではじめたブログも、

『今日からはじめます☆ よろしくお願いしまーす( ´ ▽ ` )ﾉ』

って言ったきり、更新せず。

レイアウトが良くない所為だ、とか言って違うサイトでアカウントをとってみるもののチュートリアルで満足しちゃって、二度と使わないやーつー。

ある、ある。

自称とはいえ小説家なんで、れっきとした小説家なんで（大事なことなんで二回言いました）、原稿も書いてみようとするんですがね。

結果はほら、88文字。

末広がり、縁起がいいね！ いい作品になりそうだ！

で、とりあえず最小化。

文章を書くのを続けるモチベーションがわからないよね。アフィやってるひととか、自意識過剰な寂しがりやとかならわからなくもないけれど。

褒めて伸びる子だってよくいわれてたんで、とりあえずだれか褒めてください。

ガラスのハートなんで、酷評コメントは削除からのPCそっ閉じでーす。

え、なに？ 見えませーん。聞こえませーん。先生に言うよ？

すごい、すごーい。天才なんじゃね、マジで。

ってとりあえず、自分で褒めてみましたが、

深夜の部屋は妙に静かでさみしいです。

やっぱ、楽しくなきゃなにごとも続かないよね。

でも、わたし。

ヤフートップにずっと張り付いていられる自信だけはあるよ。

ネットサーフィンのプロにでもなろうかしら。

きっと、プロのサーファーはいつもヤフートップに張り付いているんです。

ネタが貼られた瞬間、記事も目を通さずに、タイトルだけでコメントを書く。

そして、炎上という名のビッグウェーブを起こして、みんなで揉みくちゃになるの。

あれ、たのしい！ なにがたのしいのかまったくわからないけれど、たのしい！

そうそう。

取り憑かれたかのようにヤフーに支配されているんです、わたし。

ヤフーだいすき！

もうね、ヤフートップの精になりたい！

ググって"やほお"を検索しといて、ヤフーでググる。まるで卵が先か鶏が先か論みたいなやつ。未だにこの癖、治んないんですわ。超二度手間。

いやね、頭じゃわかっているんです。でもブラウザ立ち上げたら身体が勝手に単純行動をはじめるんですよ。パブロフの犬みたいに。ディスプレイの前でわたしもヨダレ垂らしてるんじゃないかなって感じ。

わたしがわたしを支配できずに、"やほお"とタイプした時間とエネルギーを返せ！って自分に叱ってみるものの、孤独な部屋に響くむなしさ。

なんだろうね。

これが、やるせないかんじ？

だから。

毎回こんなくだらないことで自己嫌悪に陥るくらいならと思って、ヤフートップをホームにしたんですよ。賢いでしょ（えっへん）

でも、いま気づいたんですが、検索できればどっちでもよくね？

とにもかくにも、どうやらこの部屋にはネタがないようだ。

わたしの二時間を返せ、YouTube！

あーあ。ちょうどドクぺも切れたし、散歩にでもいこっかなあ。

ということで、原稿、またね！