花言葉あいうえお

【れ】レースフラワー

　『レースフラワー』というと『ホワイトレースフラワー』を指すのが一般的なんだそうです。分類としてはセリ科 ドクゼリモドキ属になります。地中海沿岸が原産です。

　『ドクゼリモドキ（毒芹擬）』という別名がありますが、ドクゼリに似ているのは外見だけであり、毒はありません。

　近い花名の植物でブルーレースフラワーというものがありますが、こちらはセリ科のトラキメネ属に属する植物であり、別物だそうです。

　『繊細』『細やかな愛情』という花言葉の通り、細やかな白い花を咲かせます。花嫁衣裳のレースを思わせる美しさですね。まるで夜明けに広がる霞のようでもあり、季節はずれの雪のようでもあります。花言葉『可憐な心』そのものの愛らしい姿です。

　花束などで活躍する花だけに、花言葉には『感謝』というのもあります。そっと添えるには最適な言葉ですね。

　どうもレースというと、女性的なイメージですね。

　私は幼い頃、女の子らしいものが大の苦手でした。年子の弟がいたせいか、色もピンクなんて大嫌いで青のほうが好き。スカートも嫌いだし、女の子向けのアニメやオモチャにも見向きもせず、男の子とばかり遊んでいました。

　そんな私ですから、リボンやレースの飾りのついた服や小物が大嫌いでした。今では素敵だなと思いますが、あの頃はどうにも受け付けなかったのです。

　今思えば、レースそのものが好きになれないというより、『女の子らしさ』を押しつけられることが窮屈だったのでしょう。

　レースフラワーの『悲哀』という花言葉で、レースを睨みつけていた幼い自分をつい思い出してしまいます。

　レースフラワーは2/17、3/15、3/22、5/7、6/7、10/4、12/10の誕生花だそうです。

　レースフラワーの花言葉一覧：『感謝』『繊細』『可憐な心』『細やかな愛情』『悲哀』