ま行

【ま】マーガレット

 『マーガレット』はキク科 モクシュンギク属の植物です。

 その名前はギリシア語で『真珠』を意味する言葉からきているんだそうです。


 カナリア諸島原産の花で、別名を『木春菊もくしゅんぎく』といいます。日本には明治時代末期に伝わり、大正時代から幅広く栽培されるようになりました。

 多くの人々に愛されている花ですね。『風と共に去りぬ』で知られる小説家マーガレット・ミッチェルなど、人の名前としても耳にします。『鉄の女』と異名をとったマーガレット・サッチャーもいました。

 

 私にとって『マーガレット』とは『気がつけばそこにある花』というイメージなのです。

 道端によく咲いているのを見かけますし、そんなに珍しいものでもない。あまり手間をかけずとも、毎年咲いてくれる。

 けれど目に入ると必ず微笑ましく思うのです。見蕩れもしないけれど、確かに気持ちを和ませてくれる存在です。


 子どもの頃は『マーガレット』というと花よりも少女マンガの雑誌のほうが馴染み深かったですね。

 『りぼん』よりもちょっとお姉さんな内容で、ページをめくるたびに背伸びした気分でした。


 「好き、嫌い、好き、嫌い……」などと花びらをむしってする花占いは、この花でするそうですね。相手の一挙一動に一喜一憂して、物言わぬ花にすがりたくなる行き場のない想い……。それだけに花言葉はまるで占い師のような言葉が多いのです。『恋占い』『恋の行方』『真実』『予言』なんてまるでマーガレットが恋の宣告者みたいですね。一方で、『真実の愛』『信頼』『秘密の恋』『誠実』といった花言葉はマーガレットに想いを託す者の姿みたいですけれど。


 マーガレットは1/17、1/24、1/26、2/1、2/5、2/20、2/27、3/8、4/1、4/4、4/6、4/11、4/18、9/3、9/7、11/22の誕生花です。



 マーガレットの花言葉一覧:『恋占い』『恋を占う』『恋の行方』『真実』『真実の愛』『真実の友情』『信頼』『秘密の恋』『貞節』『誠実』『誠実な心』『心に秘めた愛』『予言』『慈悲』

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