黒梅「ここが噂の魔力教会か～。暇だし、探検してみようかな～。いや、そんなことしている時間ね～し、あっても無駄だな。よし、探しに行こう！」

　と決心したはずなんだけど、興味心に体を任せてしまってここに着いたのはいいけどさ、

俺、一応、悪魔だよ！俺！？

　そう混乱していたところ、教会の大きな扉が開いてヒョコッと顔を出したアホ毛の赤い髪をした女。

急いで角、翼と尻尾を隠した。相手はそれを見てなかったから良かった。

赤髪女「旅人さんか？祈りに行くか？」

黒梅「あ、嗚呼、そうする。」

俺が見えるのは当たり前か、教会にいると自然に見えるようになるんだよな～。

そんなこと思っていたらいつの間にか教会の扉のもっと先に進んだ。

ん？教会の中に入っても、何もなかった。普通なら、こんな場所には結界が張ってあるはずなんだけど。

まぁ、ダテに上級じゃないからなぁ。楽勝、楽勝♪

それにしても、あの女、神父服着ているけど、神父様な訳ないよな。

神父は男性だったよな。

けど、今は、そんなことは気にしない。

―この子じゃない。「あの子」の髪の色はこんなんじゃないー

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