天界と魔界の間の人間界 －悪魔の俺は君を探しに行くー

退屈な時間におさらばする時

探しても見つからないと

俺はこの世界でいうと悪魔、しかもとっても強いんだよな～。

「いきなり何言ってんの？」

っていう顔してそうだね。本当に悪魔だからね。マジな方だからね！

その話は良いとして、

「はぁ、今日も暇な時間を潰す方法を見つけないといけないな～」～がオチ。

だけど俺はそこまで暇ではない。

「あの子」を探さないと。

「あの子」に謝らないといけない…

　紹介を忘れていたな、俺は黒梅、ドゥイヴェル・黒梅。

苗字はカタカナなのに名前が漢字っていうのは触れるなよ。

気にしているんだよ！

　俺は「あの子」を探す為に魔界をあちこち探して今は人間界を探検中。勿論空を飛んでね。そんなんじゃ、何時間もかかって時間の無駄遣いだよ。空を飛んでても人間に見られないし、っていうか見えないし。天界は言わなくても分るかもしれないけど、悪魔は勿論行けない訳で、探検しに行けない。

　人間は天使とか悪魔とか見えない生物なんだよな～。だから悪戯してもバレない。

その人間の中にも例外とかいるのはいるよ。例えば、エクソシストとか神父とか、宗教絡みの人間。

本題に戻るけど、人間界を何十年も探検してみたけど、「あの子」はこの世界にいるのだろうか。今更何だけどね。

　人間界でうろちょろしていると、なんか教会が立ててあった。あそこに強い魔力を感じるのは俺の気のせいではない。