第41話〝な…なんというチカラだ…″
マスタードグ:「な…なんというチカラだ…
も…もう、あきらめるしかない…。
我々が、チカラ不足だったのだ…
最後に、教えてもらえぬか?
お主の、この技は、なんなのか?
そして、せめて、倒される相手の名前くらいは知っておきたいものだ。」
スンク:「名前にー?
スンクにー!
さっきも言ったにー。
この世界は、全てエネルギーだにー。
物質化して見えるものは、エネルギーのカタマリだにー。
ある、エネルギーを操ることが出来れば、エネルギーを利用して物質化することが出来るんだにー。
これで、お金は、無限に作り出せるんだにー。
だから、この世界の金持ち以上に、金持ちになれたんだにー。
今の世界は、お金で何でも言うことを聞く仕組みが出来上がっていたからにー。
あとは、思い通りに世界を変えるだけだにー。」
マスタードグ:「なんという…チカラを手にしてしまったのじゃ…」
ハリやん:「あの、お取り込み中すんません。その新しいイリュージョンで、食べ物も出せるんでっか?」
ウリやん:「何を聞いとんねん!
さすがに、スンクはんでも無理ちゃうか?
そんなこと出来たら、農家の仕事なくなるやん!」
ハリやん:「せやな?絶対でけへんわな!
この辺をイチゴだらけにするとか、そんなん出来るわけないわなぁ!」
スンク:「バカにしてるのかにー!
そんなの簡単だにー!
スンク様に出来ないことは、無いにー!
『ストロベリーフィールド』にー!」
🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓🍓
ジラ:「うわーステキ💕夢のような世界😍」
ウリやん:「モグモグ…!
ほんまに食えるで!ハリやん!
新たな手品師登場しよったけど、ちょうどええな!
そろそろおなか空いたなぁと思っててん!
ハリやん!もっとあおって、他の食べ物出してもらおうや!
イチゴだけやったら、飽きるで!
しかも、デザートやん!」
ハリやん:「よし!まかせろ!
スンクはん!
あんた、まさか、イチゴしか出されへんの違う?
俺が言う食べ物全部出せるんやろか?
たまたま、イチゴだけ出せたんちゃうか?」
スンク:「馬鹿にするなにー!
なんでも実現できるにー!
言ってみろにー!」
ハリやん:「よっしゃー!
いくで〜!
弁当、寿司、おにぎり、ラーメン、おでん、ナルト、せんべい、ご飯、鍋、団子、目玉焼き、パン、ドーナツ、プリン二つ、ソフトクリーム、アイスクリーム、かき氷、ケーキ、クッキー、チョコ、エビフライ、カレー、お肉、スパゲティ、フライドチキン、ポテト、ハンバーガー、ピザ。
…」
スンク:「にににににににににににににににににににににににににににににににー!」
がばぁ!
エレ:「ふんがー!
食べ物の匂いがするー!」←エレ
ウオォォォォォー!
ば〜くばくばくばくばくばくばく!
ムシャムシャムシャムシャムシャムシャ、ごっくん!
ウリやん:「あ、あかん!エレはんに、全部食われてしまうー!
プリンだけは、ゆずられへんでー!」
ハリやん:「スンクはん!リンゴだして!リンゴ!」
スンク:「そんなの簡単だにー!」
ハリやん:「おばけはん!そいつを遠くに投げてー!」
ぶん!
ピューン…
エレ:「ウオー!リンゴぉー!」
ウリやん:「なんや?あの食い物に対するあのパワーは?
普通やないで!
ちょっと空飛んでるもん!」
スンク:「どうだにー!
スンク様に出来ないことはないとわかったかにー!」
ウリやん:「いや〜!すごいイリュージョンでんなぁ!
たまげましたわ!
まあまあ、プリンでも食べなはれ。」
スンク:「そうだにー!
スンク様は、天才だにー!
食べ物も、一流の味なんだにー!」
エレ:「ふんがー!
プーーリーーンーーー!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドド!
スンク:「な、なんだにー!」
ドカッ!
スンク:「ふげぇぇ! 」
キッ!
マスタードグ:「術が解けた!」
ドッ…ドッ!
ドッ…ドッ!
マスタードグ:「おい!ピグ…?ピグ!どうしたのじゃ!」
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