咲かない蕾

ユリイカ

第1話

「可愛いね、可愛いね…」


今日も汚い手が、私を愛でる。

今日も汚い手が、私をこじ開ける。


恋だとか愛だとか、そんなものに時間をかける意味がわからない。

気持ちが無くても、少しでもカッコよかったり可愛かったり

お金があれば、誰でも抱く事なんて簡単でしょ。

気持ち良い事して、お金貰って、私も貴方も得をする。


「可愛いね、可愛いね…」





…てめーはそれしか言えねーのか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る