出発
僕は父親に地図と剣を渡され、突然旅に出ろと言われた。
スローク家の長男は生まれ持った特殊能力があるそうだ。
その能力を使って代々担って来た使命があった。
それはどこに存在するか分からない魔物の国を滅ぼすことだった。
渡された地図には星マークがついている。
しかし、どう見ても海のど真ん中だ。
父も若かりし頃この星の場所へ向かった。
しかしそんな国はどこにもなかった。
祖父も、曽祖父も。みんな見つけることが出来なかった。
しかし町を出ると魔物はウジャウジャといる。
必ずどこかに魔物が発生する場所があるはずなのだ。
僕は代々伝わる剣を背負い、ひとまず地図にある星マークの場所へ向かうことにした。
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