爽やかな朝に誰か来たんだが
サバイバル7日目 朝8時
爽やかな朝だ。久しぶりのベッドでの睡眠だった。これまでは地面がデコボコで、とてもではないがベッドなどでは眠れなかったのだ。更に、森のど真ん中にベッドを置いたら、まるでセンスのないMine〇raftのユーザーみたいだろう。しかも、森ごとクリ〇パーに爆破されるように、何の危険があるかも分からないのに、無防備にベッドに寝るなんて無謀だ。無防備なだけに。面白くないか。俺のネタはいつも滑るんだよな。レンになんて呼ばれてると思う?スピードスケーターだよ。高速で滑る、面白くないヤツ。だとよ。更にスケート=氷(アイス)=寒いとかけていやがる。上手い奴め。あいつは笑〇に出れるのではないか?ん?そう言えばレンはどうなったのだ?!あの
朝起きて直ぐに川へ顔を洗いに行く。タクの能力では、水は大量に出せない。だから、川で大量の水を使って顔を洗うのは、7日ぶりなのだ。
午前8時50分、いつも通り美味しい朝食を食べ終えた。タクの出す料理は美味い。まあ彼がやるのは出す事だけなんだが、、、
俺は食べ終えると、東側へと行った。タクの出した望遠鏡で、東の
四天王オークマスターは、死ぬ程驚いた。四天王フレイヤの魔法映像通信(無線映像通信システムのようなものだ)がいきなり途切れた。それも前触れもなく。これは、フレイヤの死を意味する。フレイヤは自らに魔法をかけ、自らのサイズを小さくし、先に偵察をさせていたのだ。丁度フレイヤが人間の男ーーーこんな辺境に人間がいるのにも驚いたがーーーを発見したその時、いきなり通信がストップした。恐らくあの男に倒されたに違いない。フレイヤは小さくなっていると戦闘力が下がる。一発で倒されるのもうなずける。だが私はそうはいかないぞ。オークマスターはサラマンドラに乗って、ゴブリンの村を目指す。
龍は手を、いや、腕を洗った。考えてみれば魔界のモンスターなんだ。俺達の常識をはるかに超える程の血を吸うのだろう。ん?魔界のモンスターなら、光となって消えるのではないか?
フレイヤは妖精だった。フレイヤは、堕天使のような存在で、元は神仏界の生物で、モンスターではないのだ。光となって消えるのは、魔界のモンスターの特徴であるため、フレイヤにはそれが適応しなかったのだ。言うまでもないが、龍が潰したのは、フレイヤである。本人は気づいていないが、フレイヤを倒したことで、レベルは56になっていた。フレイヤは魔界のモンスターではないが、レベルという概念は、どの世界でも共通で、生き物を殺める事でレベルがアップする。なので今回のゲームが始まった時点で、レベル10位の
9時3分
チームタクは車を使って都市に向かうことを決めた。運転手は優香。彼女は実はゲームセンターに置いてあるレースゲームの世界チャンピオンになったこともあり、本物の車も運転できるんだとか。超意外。
そうして、ゴブリンの村を去ったのだ。
龍のステータス
レベル59 (ファイアのサイズ 一般的冷蔵庫サイズ)
加護 火の精霊の加護(精霊の血を浴びると手に入る)効果 火系能力の強化、及び耐性の付与
基本属性 炎
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