スキルゲーム 〜endworld〜
キラリ光線銃
プロローグ
俺は早乙女 龍。18歳で高校生。因みに名前の読みは「りゅう」ではなく「ドラゴ」親がふざけて付けたキラキラネームだ。友達からは「ドラゴン」と呼ばれている。
今日も特にいつもと変わったことは無い。いつもと同じ朝 、いつもと同じ朝の支度、いつもと同じ電車、いつもと同じ友達、毎日同じ景色。
いつもと同じ地球で、何気ない今を生きる俺は、最近自分のことが気になっている。
勉強は、ほかの人よりまあまあできる。テストの点は平均より10点以上高い程度。運動も、人より少しよく出来る。中学でも、高校でも、成績は全教科5段階中4。最早奇跡的なまでに普通よりちょい上。羨む人もいるだろうが、これがズバ抜けて得意、だというものもないため、簡単に言えば器用貧乏である。
性格も、普通。ゲームが好き。夢は金持ち(現実は気にしない)。好きな食べ物は寿司。いかにも普通の中高生が言いそうな事だ。
ここ一週間、毎朝通学中の電車の中で普通よりちょい上なステータスを持つ俺について考えていた。
「ーーーなあ!ドラ!」
「?!」
隣にいたレンがいきなり話してきた。(いきなり何するんだ!)と、思ったが、どうやら俺が考え事していた間に、他の奴らで話が進んでいたらしい。
「んだよ!?」
「何怒ってんだオメェ?とにかく、お前はどっちが好きなんだよ?」
「どっちって?」
「だーかーらー、仮面ドライバーとウルトラ戦隊だったらどっちがいいかっては、な、し。」
紹介しよう。レンは俺の友達。本名 高田 蓮也。同じ学校の同じクラスの、極度な特撮好き。運動神経が悪くて、頭は相当悪い。そしてよくいじめられてる。こういうキャラって学年に一人二人いるよな。
「うーんと 、仮面ドライバーかな?」
「だよな〜!まじ気が合うわ〜」
正直どうでもいい、という気持ちを抑え、レンには、
少し黙って貰った。なんとなく静かにして欲しいと思ったからだ 。
事件は、そんな時に起こった。
「みなさんこんにちは」
いきなり「何か」、いや「誰か」が話しかけてきた。
そして俺は、とてつもない頭痛に襲われてその場に倒れた。
そして、地獄のゲーム、いや、戦いが始まった。
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