海の由来

海人、海女と書いて「あま」と読みますが、これ前からその意味が気になっていました。


どう当て字したらそうなるのか……不思議ですよね?

何度か考察したこともあるんですが、ふとしたことでまた新たに考察してみました。


まず「海」は「毎」と言う字に水を表すサンズイを付けて成り立っています。


そこで、字を分解してみて、中国語の発音、「水(シュィ)」、「毎(メィ)」あたりから考えてみました。


「水」の字に近い字で「ア」と読めるものがあれば……と考えたのです。


そうすれば「アメィ」、「アマイ」、「アマ」と考えられる。


そこで近い……かどうかはちょっと違うような気もしますが「吾毎」という字を当ててみました。


「あま」は今に伝わる万葉集(まんようしゅう)の時点ですでに「海人」と書かれていて、他の文字は見当たりませんが、もし、「吾毎」と書いたとすると、発音は、「ウメィ(うみ)」、「アメィ(あめ)」、「アマィ(あま)」とも読めます。


「うみ」、「あま」、「あめ」は同じ意味なのでしょうか?

日本語での「うみ」とはどんな意味だったのか?


それは「産(う)み」なのかもしれません。


「う」は「生(う)」のことであり、「う」と言う発音が生命を表しているのではないかと思いました。


海(あま)は海産物(倭の人々の主食)、を「う」む。

天(あま)は雨(あめ)を産む。


その言葉の発生は、生命に必要な物を「産む」存在ということなのでしょうか。


では、なぜ発音が「う」なのか。

もしかしたらそれは女性が子供を産むときの声なのかもしれません。


うー!うー!


「産まれそう?」


「ウム!ウム!」



「この貝はどこで摂れたのか?」


海を指差して、「産む!産む!」みたいな……



言葉の発生ってこんな感じだったりして??


あと、海は「わた」とも言われますが、こちらは海潮(ハイチャオ)から訛って、ハチャ(ハタ?)、パダ、ワタとなったのかもしれないと考えました。

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